スマホやモバイルWi-Fiルーターで「3日間の通信量の合計が1GBを超えると通信速度を遅くする」いわゆる「3日間の速度制限」の実施について、ワイモバイルの対応がひどいと話題になっています。
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3日間の通信速度制限がない格安SIMを調査
では、ドコモやauのMVNOサービス(格安SIM)各社はどうなのでしょうか。
高速通信時に3日間合計のデータ量が基準を上回った場合に速度制限を実施しない業者はどこか、制限を実施する業者はどこか、を調べてみました。
以前には3日間の通信制限を実施していた業者もありますが、現在は制限を撤廃しているところも多くあります。主要なMVNO各社の実施状況を以下にまとめてみました。
3日間の速度制限がない格安SIM業者
- LINEモバイル
- IIJmio(みおふぉん)
- DMM mobile
- OCN モバイル ONE
- BIGLOBE LTE・3G(エントリープランのみ制限あり)
- hi-ho LTE typeD
- ぷららモバイルLTE
- FREETEL(フリーテル)
- 楽天モバイル(2017年3月1日より3日間の制限なし)
- mineo(Dプラン・ドコモ回線)
3日間の速度制限がある格安SIM業者
※1 NifMo(ニフモ)は1日あたりの通信量が3GBプランで650MB、5GBプランで1,100MB、10GBプランで2,200MBを超えると速度制限を実施
※2 mineo(Aプラン・au回線)は直近3日間の合計が3GBを超えると終日制限される場合がある
格安SIMは制限のないところが多い!ただ、ランチなどは遅い
細かい部分を見てみると、ぷららモバイルLTEとmineo(Dプラン・ドコモ回線)ははっきりと「制限なし」をうたっており、他社は「通信速度を制限する場合がある」などといったゆるい表現を使っています。
では、実際のところはどうなのかというと、LINEモバイルやIIJmio、DMM mobile、FREETEL(フリーテル)は高速通信時の厳格な基準を設けておらず、3日間の制限はないものと思っていいでしょう(クーポンオフの低速時には制限あり)。僕自身も毎日頻繁にテザリングを使用していますが、IIJmioやDMM mobileで速度制限を受けたことはありません。
とはいえ、ランチ時間帯などは皆が一斉にスマホで通信し、速度が著しく低下していることが体感できるように、たとえ自分が3日間の制限のようなペナルティに引っかかっていなくても混雑時には通信速度は遅くなっていますから、別の角度で見ると速度速度の低速化は存在すると思った方がいいかもしれません(^_^;)
まとめですが、主要なMVNOサービスを調べてみた結果として、高速通信時における3日間の速度制限が実質的にないIIJmio、DMM mobile、OCNモバイルONE、hi-ho LTE typeD、ぷららモバイルLTE、mineoは優良サービスであると言えそう。このうちの5社は高速データ通信量があまった場合に翌月に繰り越せるという特徴も持っているので、オススメできます。
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