三重県はお茶の生産で静岡県、鹿児島県に次ぐ国内第3位のお茶どころ。特に、大台町はたくさんのお茶畑が広がり、僕の中では大台町=お茶というイメージが色濃く頭に焼き付いています。
そんな大台町にめちゃくちゃ性格が明るくて、一度会ったら忘れられないお茶農家さんが「松田製茶」の松田ひとみさんです!
僕が松田さんとお会いするのは今回でもう3回とか4回めかな。
https://asuka-xp.com/isecha-matsudaseicha.html
三重県ブランドの「伊勢茶」を生産
松田製茶はご主人の代で3代目。昔は共同農場でしたが、2代目のときに独立した工場を設立。2018年には60年経った工場を壊して、事務所を新設しました。
茶畑の広さはなんと5ヘクタールもある!今は作業が機械化してだいぶ楽になったそうです。
お茶農家に嫁いだひとみさんは、
「ドレスを着てハイヒールでも機械に乗って仕事できるで!」
と、以前に取材したときよりも冗談がパワーアップしてる!!何度も笑わされてしまうほど明るさに磨きがかかってます(笑)
松田製茶で生産してるのは三重県ブランド茶「伊勢茶」。年に3回お茶を作っていて、一番茶は4月下旬のゴールデンウィークごろから。
- 一番茶:GW前後〜5/20ごろ
- 二番茶:6/10過ぎ〜7月上旬
- 三番茶:10月上旬〜
ちなみに大台町で栽培していると、「大台茶」と呼ぶこともあります。
自らイオンに立って直接販売してるから安心して買える
お茶は栽培だけでなく、工場で乾燥させて小売用の商品も作っています。全体量のうち、7割くらいはセンター経由でお茶屋さんに販売し、3割くらいが小売で一般消費者に販売。
作っておしまいでなく、スーパーで直接販売しているのが松田製茶の強みです。作った本人が店頭に立って丁寧にお茶の情報提供しているので、消費者は安心して買えるというわけ。
販売の舞台となるのはイオンの店頭。人と顔を合わせて売りたいと考えているそうで、「お客さんと話すのが楽しいから頑張れる」と言います。
明るさが取り柄の松田さんなので、トークを武器にすると売れる。松田さんの明るさこそ、松田製茶が人気である最大の要因です。
店頭販売はいつでも実施しているわけでなく1ヵ月ごとに休みを入れて販売。あえて期間を設けることでお客さんに他の店のお茶を試してもらい、比較できる機会を作ってるんだとか。再び出店したときにそれでも松田製茶を選んでくれたお客さんを大事にしているんだそうです。
新しいお客さんの開拓にも注力
課題もあります。少子高齢化や若い人のお茶離れです。あまりお茶を飲まない若い世代にとって、お茶の葉100gを使い切るのはなかなか難しいですよね。
商売に危機感を覚えた松田さんは、若い人の需要を開拓しようと新商品の開発に着手。
3種類のティーパック商品を開発し、販売することに。
この日は本格販売に先駆けて完成したパッケージデザインを見せてもらいました。ティーパックだと飲みやすいし、より手に取ってもらえるんじゃないでしょうかね!近いうちに販売が始まると思います!
松田製茶のお茶商品は「道の駅奥伊勢おおだい」やホテル「奥伊勢フォレストピア」などで販売中。大台町へ足を運んだ際にはぜひチェックしてみてください!
※三重県の大台町をPRし続けて今年で早5年。これまでご紹介してきた大台町情報はこちらでチェックできます!ぜひ覗いてみてください(^^)