生活

健康診断が苦手。郵送で検査できる「おうちでドッグ」は病院キライな私にとって希望の光になるか

ページに含まれる広告から収益を得ることがあります

正直に言いますとサラリーマンを辞めてから健康診断に一度も行っていないし、人間ドックも未経験です。

大の病院嫌いで、この5年の間に病院へ行ったのは去年の夏だけ。疲労で帯状疱疹の症状が出たときだけでした。薬も嫌いだし、サプリメントも飲みたくない。昔はコンタクトレンズもダメでした。

ダメ人間なのはわかってる。でも、どうして健康診断に行けないのかってそれにはちゃんと理由があります。臓器とか血とか骨とか、生身の人間の身体に関わる話が苦手なんです。

“血”の話は聞いただけで冷や汗がびっしょり。“人体の不思議”系のテレビ番組はオールアウト。予備知識として糖尿病の症状がどんなものかを調べたときにも、どこかのお医者さんが丁寧に書いてくれてたサイトの記事を読んだだけでフラフラっとめまいがしちゃうほど。

自分はコレ系が苦手なんだと気づいたのは小学6年生のホームルームのときで、担任の先生が若かりし頃に自分の腕を事故で切ってしまった経験を話していたときでした。

悲惨な様子を再現する先生の話に対してみんなが「わ〜」と声を上げるなか、こっちは今にも嘔吐したくなるような緊張とともに頭からお尻まで冷たい汗がドバドバ出てきた。

その体質はオトナになってからも変わらず。就職して最初の健康診断で初めて採血をしたとき、病院の待合室でそのまま気を失ってしまったんですね。血圧を測るのはそんなに苦ではないけど、勇気が入ります。

そんなこんなで、僕が最後に健康診断を受けたのは2012年か2011年。独立後は一切受けていません。

受けた方がいいのは他人に言われなくてもわかっているし、できれば受けたい。でも、受けると身体的にも精神的にも自分へのダメージがデカいんです。きっと普通の人には理解してもらえないと思うけど。。。

いろいろ意見をいただきますが、こればっかりは仕方がないと割り切っています。解決できる方法はわかりません。

しかしながら、もういい歳ですし、どんな方法でもいいからこの壁を乗り越えなければいけないと思い、今回話を聞きに行ったのが「おうちでドック」という最新の検査サービスです。

血が苦手な僕でもできそうな「おうちでドック」とは

不思議と僕は自分から血の話をしたり、身体の話をするときには具合が悪くならないんですね。他人から聞くのがダメ。

だったら、自宅で健康診断ができる道具を使えばもしかしたらクリアできるかもしれない。

そこで、おうちでドックを手がけるハルメク・ベンチャーズに詳細を聞きに行ってきました。

おうちでドックは専用の針で指先から血を採り、尿とともにハルメク・ベンチャーズへ郵送するだけで、ガンや生活習慣病のリスクを分析してくれるというサービスです。

パッケージ化され、ちゃんとしたお医者さんが結果を解説してくれるのは日本初。

もしかしたら、“WBS(ワールドビジネスサテライト)”や“がっちりマンデー!”といったテレビ番組でも紹介されていたので、知っている方もいるかもしれません。

これがおうちでドックの検査キットです。複数の種類があるなかで「おうちでドック 男性用」がこちら。価格は税別で19,800円。女性用も同価格です。

男性用は前立腺がん 大腸がん 食道がんの検査が、女性用は乳がん 子宮がん 大腸がん 食道がんの検査が可能。

また、動脈硬化 糖尿病 肝臓疾患 腎疾患 脂質代謝異常 痛風・尿路結石 高血圧 肥満度 栄養障害といった生活習慣病もこのキットで検査できます(男女共通)。

最大の特長は、血液量が少ないこと

あまり細かく解説するのがしんどいので、最大限にシンプルに解説したいと思います。この小さな針を使って血液を採ります。

血は基本的には中指や薬指に針を刺して採るんですが、理論上は体のどこの血を採っても大丈夫なんだそうです。

ただ、この解説を聞きながら写真を撮影している時点で密かに具合が悪くなり、汗びっしょりに。すでに僕の限界まで90%ほどに達し、後半の写真は撮れませんでした。。。

(解説してくれた様子を思い出しながら記事を書いているのですが、また具合が悪くなってきたので一時休憩します)

(針を指先に刺して、血液を出す)

必要なの血の量はたった2滴〜6滴ほど。健康診断の採血で採られる量に比べたら微々たるものです。

それを真空の容器で吸い取って、振って、終わり。

あとは尿をとって、郵送する形です。

ちなみに、検査キットは富士フイルムが開発したもの。そういえば富士フイルムの医療向け事業って今すごいですよね。郵送で送るんですけど、夏場や冬場に1週間くらい屋外に放置しても問題ないくらい耐熱・耐寒に優れているんだとか。

検査結果は医者が解説

希望者には、お医者さんが電話で結果を説明してくれます。世の中では働き方改革が叫ばれていますが、おうちでドックで説明してくれるお医者さんはハルメクが育休・産休中の在宅ワーカーとして採用している方々だそうです。

実際の医師がフォローしてくれるわけですから、安心して検査結果を聞くことができます。

セカンドオピニオンが無料に

また、もしガンの疑いが強い結果が出たとしても、ガン専門医によるセカンドオピニオンを無料で受けられます。よくあるセカンドオピニオンを利用すると4万円くらいかかるけど、おうちでドックなら無料。

世の中にたくさんあるガン治療法は、適切な順番で受けないと後では受けられない治療法もあります。そういった治療の正しい順番についてのアドバイスを受けるにもセカンドオピニオンの利用は欠かせません。

ガンや生活習慣病の発見をより早く

2人に1人はガン検診に行ってない日本人。世界を見ても乳ガンと子宮ガン検査の受診率は先進国の中で最低レベルです。

時間がない、費用が高い、といった理由も多く、行きたくても行けない人がある程度存在します。そして、僕のように体質の問題から健康診断を避けている人だって、きっと少なくないはずなんですよね。

人間ドック並の検査ができ、病院と同じ水準で調べてもらえる。料金は19,800円とけっして高いわけではありません。

わざわざ病院へ行かなくても自宅で自分でできるのですから、おうちでドックは病院嫌いな人にとってひとつの救いの手となる気がします。

検査キットをいただきましたので、どうにか勇気を出して挑戦してみたいと思いますが、ただ、1週間経った今もまだ箱に入ったままです。

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で