大は小を兼ねる。だけど、小は最高です。
2019年に入ってすぐ、Peak Design(ピーク・デザイン)のカメラバッグ「Everyday Sling(エブリデイスリング)」を買いました。
フルサイズミラーレス一眼カメラの「Canon EOS R」を買ってから新しいバッグが欲しいなと思っていろいろ探していたら、ちょうどいいタイミングでEveryday Slingとの衝撃の出会い。見つけてすぐ購入しました。
Everyday Slingにはサイズの異なる5Lと10Lの2種類が存在し、僕が購入したのは5Lの「Peak Design Everyday Sling 5L」。
もちろん、軽くて小さなバッグが好きだからです。
500gは驚異的。とにかく軽い
AppleのMacBook Proやカメラといったガジェットやデジタル家電の新製品が発表されるたとき、予想外に旧型より100gでも重くなったらめちゃくちゃ気になりますよね。
でも、バッグを選ぶときにはバッグそのものの重量を気にする人ってあまり多くない気がします。知ってますか?だいたいのバッグって1kgを超えてるのが普通です。
僕はバッグを買うときにはこの”重量”をかなり重要視していて、背負うものを少しでも軽くしたいためにバッグは絶対に1kg以下を選ぶようにしています。
そして、「Peak Design Everyday Sling 5L」の重量はなんとたったの500g。この数値を見たときにびっくりして、即決しました。
サイズや重量はこんな感じ。
■サイズ:H19 × W31 × D11cm
■重量:500g
■容量:5L
軽さと収納容量はトレードオフのため、もし、たくさんのレンズやストロボをがっつり携帯するなら別のバッグがいいです。ほんとコンパクトなので万人にオススメできるものじゃないと思っています。
でもね、海外旅行のサブバックやお出かけの際、カメラ本体とレンズは2本持っていきたいな~ってくらいのときに「Peak Design Everyday Sling 5L」は最高のバッグとなります。
外見はシンプルながらも機能性ばっちり
「Peak Design Everyday Sling 5L」のカラーバリエーションはブラック、アッシュ(グレー)、セージ(グレーに近いグリーン)の3色。僕が購入したのはアッシュ(グレー)です。
メインにアクセスするための大きなファスナーと、外側のポケット用ファスナーがあります。
大きなファスナーは雨でも安心の防水加工。ただ、ちょっと開け閉めするときが硬いかな。
外側のポケットにはスマホとか手帳とか入れるのにピッタリです。
バッグのボディはふにゃふにゃしてなく、ちょうどいい硬さのナイロン製。撥水性があり、中身のカメラをしっかり守ってくれます。
ベルトはそんなに厚手のものではないけど、肩に当たる部分にはクッション性のある素材のおかげで背負っていても疲れにくいです。肩掛け、ウエストポーチとしても使用可能。
また、バッグの上部には革素材の持ち手がついています。
右サイドにはちょっとしたものを引っ掛けられるベルトがあり、Peak Designの“キャプチャー”を使えばカメラ本体をここに引っ掛けることも可能です。
自撮りとか雰囲気写真を撮ることもけっこうある僕はミニ三脚を持ち歩いているんだけど、Manfrottoのミニ三脚”PIXI”を「Peak Design Everyday Sling 5L」のサイドに挿し込んでみたらちょうどいい感じ。足を2本入れるとピッタリな締め付け具合でしっかりホールドされます。だから斜めにしてもぜんぜん落ちないのでバッチリ。
ベルトは伸ばしたり縮めたりでき、縮めた際に余った部分のベルトはバッグのポケットに収納できる仕組みに。これのおかげでベルトがだらしなくダラ~ンと下がることなく、スタイリッシュに使える。
そうそう、何気にベルトはフック式。バッグを背負うときに軽くカチャッとフックをかけるだけ。なので外すのも簡単。バッグの着脱がかなり楽ちんです。
もちろん、Peek Designではおなじみのアジャスターもしっかり搭載。すばやくベルトの調節ができますよ。
小さいのに中にはポケットがたっぷり!
コンパクトなわりにはポケットの数がけっこう多いのが「Peak Design Everyday Sling 5L」の良いところ。
蓋側についてるファスナーを開けるとポケット。深さがあり、大きめのモバイルバッテリーだって楽々入ります。
4つの小さなポケットがついていて、予備バッテリーやSDカードなんかを入れておくのにいいね。
2つ付属しているマジックテープ式の仕切りによって、物の区分けが自由自在。
これが不思議な造りになっていて、L型にしたり、
仕切りは二層になっていて、T型にもできちゃう。部屋を上下の二段式にすれば、よりスペースを有効活用できます。
先日は1つだけ付けて部屋を区切り、片方をレンズを付けたカメラ、もう片方をペットボトルスペースにして出掛けました。
そして、もう片方のサイドは全面ポケットになっていますよ。
次に、実際にいろいろ入れてる様子をお見せしますね。
EOS R+24-105mm+35mmがギリギリ入る!
フードを装着した状態の標準ズームレンズ「Canon RF24-105mm F4L IS USM」をつけたフルサイズミラーレス一眼カメラ「Canon EOS R」がぴったり入ります。
その下の部屋には単焦点広角レンズ「Canon RF35mm F1.8 マクロ IS STM」も。
つまり、「Peak Design Everyday Sling 5L」は①カメラ本体と②わりと大きめな標準ズームレンズ1本、それと③小型のレンズ1本を入れて持ち歩くことができちゃう。こんなにコンパクトなのにですよ。
他の機種としては、もっと小型なCanon EOS M5は余裕で入ったので、EOS Kiss Mとかも、他社だとSONY α7 IIIなども普通に入るでしょうね!
しかも、左右の内側には小さなポケットがついていて、ここに「DJI OSMO POCKET」も入れちゃったりね。何気にポケットの位置が端だから取り出しやすいんでお気に入り。
タブレットが入る!MacBook Proは入りません
先ほどチラッとご紹介した大きなポケットはやや余裕があり、タブレットも入っちゃう。
9.7インチの「iPad Air 2」がギリギリ入るくらい。参考までにiPad Air 2のサイズは縦240mm・横169.5mm・厚さ6.1mmです。実際に、「Canon EOS R」に「Canon RF24-105mm F4L IS USM」を装着したものと「iPad Air 2」が入りました。
これが「iPad mini 4」など8インチクラスのタブレットや、小さなミラーレス一眼カメラならもっと余裕で入るでしょう。参考までに、小さなミラーレス一眼の「Canon EOS M5」と「iPad Air 2」はこんなに余裕で入れることができましたよ。
ただ、「Peak Design Everyday Sling 5L」でMacBookやMacBook Proを入れようとすると、残念ながらサイズ的に無理です。
もし一眼カメラを持ち歩かないのであれば、8インチのタブレットとBluetoothキーボード、それとOSMO POCKETくらいを入れて仕事するのにピッタリなバックかも。ノマド作業のバッグとして機動力あるバッグとして使えそうだなと思っています。
ただ、今の僕としてはタブレットでは仕事しづらいので、小型のBluetoothキーボードが欲しいところ。あとはiPad mini 5、はよ。
「Everyday Sling 5L」を早くも気に入った
正月明けに届いてから使っている「Peak Design Everyday Sling 5L」。ノートパソコンを入れる用のバッグは他にあるし、一眼カメラとノートパソコンを一緒に持ち歩くときには別のカメラバッグを使っています。
じゃあ、どうして買ったのかと言いますと、あくまでも”一眼カメラを入れるため”と思ってここまでコンパクトなカメラバッグを買いました。今日は絶対に外でパソコン作業をやらないぞ、というときに使うのが「Peak Design Everyday Sling 5L」です。
ノートパソコンを自宅に置いて、カメラだけ持って街歩きとか。近所に買い物や、日帰りで遠出するときにちょうどいいバッグなんですよ。
また、海外旅行のサブバックとしては最高に活躍してくれるはずです。街の観光時に不要なノートパソコンはメインのバッグに入れて持っていけば良く、機動力が高い「Peak Design Everyday Sling 5L」にカメラやパスポートなどを入れてぶらぶら観光する。撮りたいときにサッとバッグからカメラを出せるのもポイント。
小さいのにけっこう物が入る、ってことをもう一度言っておきますね。「Peak Design Everyday Sling 5L」を買って以降はまだ海外旅行へ行っていないけど、早く持って行って使いたい!
ということで、友達と会うたびにバッグの小ささを指摘される僕ですが、使い始めたばかりのこのバッグを早速気に入っています。