【香川・讃岐うどん】1時間しか営業しない「日の出製麺所」、不思議なコシの「安並」のうどんが絶品すぎた!

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2014年1月21日(火)、成田空港からジェットスターに乗って香川県高松空港に飛びました。セールでとりあえず片道1,300円の航空券を手に入れたんで、せっかくだから高松空港近くでレンタカーを借り、おいしい讃岐うどんを食べてこようという思ったんです。

まず、結果から言うと、予定していた5軒中2軒が閉店(潰れていた)していました。計画通り3軒は行けたんですが、途中で見つけた1軒を含めて合計4軒でうどんを食べてきたという結果に。

これまでも毎年香川に行って讃岐うどんの旅をしている僕ですが、今回も物凄く良いお店に出会うことができましたので、自信を持ってこちらの4軒をオススメしたいと思います!

1:蒲生(がもう)

朝9時過ぎに「香南パーキング」でレンタカーを借りてから約15km走り、約30分で「蒲生(がもう)」に到着。ここは毎年、僕が香川へうどんを食べに来る度に必ず行っている“お気に入りの1軒”です。ここはトッピングの「あげ」がオススメ。

大通りからちょっと奥に入り込んで細い道を入ったところにあるのがクセモノ。日曜日が定休日なので土曜日はめっちゃ行列ができるため、午前中に行くことを強くオススメします。僕が行った日は火曜日の9時30分ごろだったので、ぜんぜん列はなく待ち時間ゼロで入店できました。

看板が新しくなった店内に入ってみるとやっぱり満席。
入口でとりあえずうどん小(130円)をオーダーし、麺だけを入れてもらった丼を持って、自分でトッピングを入れてからお会計。僕はあげ(80円)、昆布天(80円)を乗せました。これらの合計で290円。

奥にある鍋もしくはポットからダシを入れて、ねぎなども自分で乗せる。
店内の席は少ないですが、ここはむしろ外で食べる方が普通で、常連さんはうどんを外に持って行って立ちながら食べます。

うどん小・あげ・昆布天がこちら!もし、この後にたくさんのうどん屋を巡る計画であれば、昆布天は諦めてください。少しでもお腹に余裕があった方がいいです。だけど、昆布天のファンも多く、僕も今回初めて食べてみましたがこれが味がしみてて絶品でした。

しかし、がもうは「あげ」が超絶うまい店なので外せません!あげの甘い煮汁と、がもうのツユのコラボレーションが素晴らしい味を生み出すんです。今年で僕は3年連続で食べたことになります。
油揚げが乗ってるからきつねうどんと言いたくなりますが、そんなもんと一緒にしたくないのががもうのあげなんです。

平日に行ったのは初めてで、空いてはいましたが絶えず客がやってくる状況でした。もし、みなさんが土曜日に行くときには本当に外に行列ができますから早めの時間帯に行くようにしてください。食べ終えたら自分で丼を流し台に持っていきます。

【蒲生(がもう)】
営業時間:平日8時30分~14時、土曜日・祝日8時30分~13時(定休日は日曜日・第3月曜日、体育の日)
住所:香川県坂出市加茂町420-3
電話番号:0877-48-0409
オススメ:熱(あつ)、あげ、昆布天

【レポート】讃岐うどん店No.1の「蒲生(がもう)」の食べ方 美味すぎる「あげ」と行列は午前中を狙え!

2:日の出製麺所

がもうから車で30分かからないところにある日の出製麺所。ここは名前の通り製麺所で、通常は製麺業務と麺の販売を行っており、昼の1時間(11時30分~12時30分)だけをうどん屋として営業している店です。

うどん屋業務が開始となるちょうど11時30分に行くと、すでに20人ほどが外に列を作っていました。(下の写真は帰り際に撮ったので空いてる)

店の駐車場はあるものの停められる台数が少ない。周りをうろうろし、歩いて2分くらいのところにスーパーの駐車場があったのでそこに駐車。あとでペットボトルのお茶を購入しましたので許してくださいすみません。。。

日の出製麺所の外に並んでいると店員さんが麺の食べ方だけ聞いてくるので、冷たいの・ぬるいの・熱いの・釜玉、の4種類から選びます。常連さんはぬるいのを選ぶそうですが、僕は初めてだったので小の熱いの(100円)をオーダー。回転率が速いので5分並んだら順番が来て、すぐに店内に案内されました。

店内はテーブル席やカウンター席があって、僕は奥の横長のテーブルへ。サラリーマンのおじさん2人と相席したテーブルの上には温泉たまご(50円)、ちくわ天(50円)のほか、そのままのネギも。

熱いの用の「熱いかけだし」はポットに入っているので、麺が来たら自分でかけます。そのほか、「冷たいかけだし」「ぶっかけだし」「醤油」もある。

麺がこちら。製麺所というだけあって、麺にはかなりのこだわりがある!
ちょうど僕の麺が到着した後に、これ以降はブレンド小麦の麺になります、と店員さんが言っていたので、おそらく僕の麺はさぬき産の新品種小麦「さぬきの夢」を100パーセント使用した麺だと思われます。

ネギを入れたいなと思っていたら、隣のサラリーマンが黙ってネギとハサミを渡してくれた。日の出製麺所はうどんだけでなく、お客さんも温かいのだ。
ハサミを使い、自分でネギを切って入れる。これが意外と楽しい。生姜や天カスも自由に入れていいです。

食べてみると、意外なことに僕には麺よりもダシの旨味を強く感じました。いりこが物凄く効いていて、超絶うまい!ポットに入っているダシをすべて飲み干したかったけど後のお客さんに迷惑だから諦めましたが、最後までゴクゴク飲んでもおかわりしたくなるほどおいしいダシなんです。
麺はコシも風味も素晴らしく、小でオーダーしたことをひどく後悔。せめて中(1.5玉)にしておくんだった。。。

これ以降、温かいうどんのジャンルに限定するならば、個人的にこの日の出製麺所が1位と自信を持って言うと思います。こんなごちそうが小サイズたったの100円で食べられるのだから、世の中わからないものです。

食べながら耳を傾けると、店内では「味付け肉」(100円)をオーダーする客が異様に多いことに気付きました。人気メニューなのかもしれないと思ったけど、今後のうどんのことを考えると我慢。ここは誘惑に勝つことができました。次回来店したときにはぜひとも食べてみたいです。

店を出る際にお会計をし、12時過ぎに店内を出たときにも10人くらいが列を作っていました。なにせ、昼の1時間しか営業していない店なので、この食べどきを逃したくないと讃岐うどん初心者も多く訪れるんだそうです。

【日の出製麺所】
営業時間:11:30~12:30(不定休)
住所:香川県坂出市富士見町1-8-5
電話番号:0877-46-3882
オススメ:「熱いの」
日の出製麺所

 

3:安並(やすなみ)

3軒目は100円で食べられる海老天が絶品だとの情報を得て行ってみることにした「安並(やすなみ)」。
観音寺市にあり、先ほどの日の出製麺所(坂出市)は25kmくらい離れていてレンタカーで約45分かかり、13時前に到着しました。店は交差点の角にあって、駐車場は少ないです。

店内はけっこうきれい。併設された小屋でも食べられるので、混雑時でも安心。最初に麺を選んで、トッピングをとって会計するのはがもうと同じ。あつあつ(熱い麺と熱いダシ)、ひやあつ(冷たい麺と熱いダシ)、ひやひや(冷たい麺と冷たいダシ)、湯だめ、ざる、しょうゆうどんからオーダーできます。僕はうどん小(150円)。

ダシはこちらから自分で。

しかし、お目当ての海老天がない!店員さんに訪ねてみたところ、残念ながら噂の海老天は売ってないとのこと。情報がガセだったのか、販売をやめてしまったのかまでは確認していません。

あつあつのうどん小(150円)とちくわ天(100円)。合計250円。

果たしてその味は。

・・・マジで驚くのがこの麺の食感。

コシが強いとはよく使う表現だけど、違う。強いというか、反発力があるというか、うまい表現が見つからないんです。

あえて例えるなら、コシがグミなのだ。

もちもちなのに弾力がある不思議な食感。麺をすすったときにはわからず、噛んでみて初めて気付く!今まで食べたことのない麺に正直驚きを隠せませんでした。ここは間違いなく麺が面白い。

そして、海老天の代わりに食べてみたちくわ天もすごい!しっかり味が付いていて何も付けずにおいしく食べられました!

【安並(やすなみ)】
営業時間:10:00~14:00(定休日は日曜日、第2・4月曜日)
香川県観音寺市本大町1868-3
オススメ:かけ、ちくわ天
安並

 

4:たちばな屋

安並を出た後に向かった2軒がなんと閉店しており、急遽、店探しをしながら空港方面に向かっている際に見つけたのが「たちばな屋」でした。場所はがもうに近い。

まったくのノープランで到着したため、何がオススメなのかはわからず。まぁ、たまにはこうやってフラッと立ち寄った店もいいなぁ~と思い、目に入った「肉うどん」の中サイズ(370円)をオーダー。

始めたというしっぽくうどんも気になりましたが、また次回ということで。

アジフライやコロッケなんかも売っていました。

そして、讃岐うどん屋といえばおでんですね。もう夕方16時過ぎだったので、在庫は微妙でしたが大好きな牛モツ煮込みのおでん(90円)があったのでこれをチョイス!

甘辛い味噌を付けて、いただきます。

出てきた肉うどんがこちら。讃岐うどんにしては珍しく玉ねぎが入ってる。

食べてみると、肉うどんのせいか甘いダシ。麺はコシが弱めでけっこうやわらかめ。そのせいか、お年寄りに人気のようす。
店員さんはおじさんとおばあちゃんがいて、このおばあさんが話好きのようで、僕のカメラに興味を持って話しかけてきたり、わざわざ他のテーブルから七味を持ってきてくれたり。店内には近くの小学生が送ってきた手紙が貼ってあったりと、すごく温かいお店でした。

【たちばな屋】
営業時間:9:00~18:00
香川県高松市国分寺町柏原20
オススメ:肉うどん
たちばな屋

 

@asuka_xpの感想

今回、高松空港からすぐのところに香南パーキングというのがあって、僕はここの「平成レンタカー」を利用しました。軽自動車を借りたんですが、カーナビの“お気に入り”にオススメの讃岐うどん店がたくさん入っていた!!なので、ナビで移動するのがめっちゃ楽でしたよ。

→ 平成レンタカー

店のある場所まで行ってみたら2軒つぶれていたせいで大きく時間をロスしてしまいましたが、今回は日帰りでうどん屋さんを4軒回ってきました。無理して食べれば5~6軒は行けるでしょうけど、やっぱり最後までおいしく食べられるのは3~4軒かな~と思いましたね!

毎回食べたくなる安定の「がもう」のほか、今回の収穫として麺とダシが抜群にうまかった「日の出製麺所」がNo.1に急浮上。そして、麺の不思議な弾力を味わえる「安並」も僕のオススメ店リストに入りました。この2店は新たな出会いでしたね~!

そのほか、過去に行った香川・讃岐うどんレポートもご参考に

ちなみに、冷たいぶっかけで1番は「山下うどん」なんですが、ちょうど火曜日が定休日だったんですよ。。。過去に3回も食べに行っているお店でして、ぜひまた食べに行きたいぞ~!!
下に僕がいままで行ったことのある香川の讃岐うどん屋をご紹介しておきますね。もっとたくさん行ってるんだけど、レポート書いてるのはこれだけですみません(笑)

「谷川米穀店」でもちもちの麺がうまい!短い営業時間で行列とうどん巡りには注意を

「須崎」、釜揚げの温かい太麺にネギと生姜を乗せて濃縮醤油で食べる!

「山下うどん」のオススメは冷やしぶっかけ!牛すじのおでんも絶品!

「山内うどん」、あつあつのゲソ天を食べたい!

さすが香川!高松空港には讃岐うどんのダシが出る蛇口があった!

「なかむら」、自分で茹でるかけ or じっくり茹でる釜玉か!

今回の撮影に使用したカメラ・レンズはこちら。

 

 

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