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アジアでのビジネスについて考えるイベントが開催!香港やタイ周辺の面白い話を聞けた!

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こんにちは!@asuka_xpです。

2013年2月20日、「アジアでのビジネスについて考えてみよう!」という名のイベントが開催され、アジアで活躍されている方々が実際に行っているビジネスの内容や面白い体験、現地のリアルな状況などを聞くことができました!

正直、参加するまではこのイベントってどんな感じになるのかあやふやなイメージだったのですが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ面白い会でしたよ~!

具体的には6人の方が登壇し、ライトニングトークをするような形式。
僕はその中から部分的にメモしておきましたので、そのままブログに載せてしまおうと思います!

ラオス、ミャンマー、カンボジア、タイについて – 磯島大氏

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まずはミャンマーのお話。
ヤンゴンでは99%が日本車。ほとんどがトヨタ製、ホンダ製なんだそうです。
電力事情が厳しいのでUPS(非常用電源装置)は必須。夏場はよく停電する。あと、電圧がよく変わるため、ホテルではエアコンやテレビは制御装置の付いたコンセントにつながっている(笑)

次にラオスのお話。
ラオスの首都ヴィエンチャンは人口70万人程度。
ラオスにある鉄道の駅はたった1つしかなく、それはタイからの鉄道の駅とのこと。
タイとの地理的関係としては、「タイ+1」と言われるようにタイとタイ周辺との国が注目されているそうですよ!

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経済規模としてはタイの存在は大きい。
注目ポイントは次の通り。
仏教、治安がいい、ゴミが少なく街がキレイ、親日、政治的に安定、平均7%前後の経済成長率、富裕層・中間層の増加、2015年のASEAN経済統合、比較的大手が手を出しづらい、ビールがうまい

磯島さんは、交流していく中でビジネスをできたらいいな~と思っているそうです。

香港について – 成迫剛志氏

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香港で会社を経営する成迫さん

香港は中国の一部だと言う人がいるが、まったく別と思った方がいい。
香港現地の人は広州や深センは治安が悪いというイメージを持っている。中国人が来なくなるまで香港ディズニーランドには行かないようにしようかなと思ってたくらい中国へのイメージは悪い。

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香港のパスポートはいくつかあるらしい。香港人でイギリス系のパスポートを持ってる人はけっこうドヤ顔しているらしいです。
中国系のパスポートとイギリス系のパスポートでは入れる国が異なる。経営者としてはイギリス系の方が使い勝手がいい。

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香港では香港人としてずっと仕事してほしいということで、香港居民になってほしいとキャンペーンをやっているそうです。香港にいる日本人は2011年で2万人強。

残念な人の香港生活・・・日本的な場所で日本人と日本語で日々暮らすこともできてしまう。現地の人とのコミュニケーションがない。

香港の人にとって、◯◯人という概念がない。アジアの人はアジア人としてまとめちゃってる。シンガポールでも同様の傾向があるとのこと。
成迫さんは欄桂坊(香港の六本木)によく行っていたそうです。

中国について – 杉山靖彦氏

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(プレゼン資料は無し)普段は会計事務所で働いている。奥様が中国人。

中国人はウチの中と外をすごく大事にする。
家、家族、会社など、それらを広げていくとだんだん関係が薄れていく。

中国とのビジネスをやっていくうえで、どうやって相手の懐に入っていくかが重要。つまり、相手の家族が大事。
日本人は家族で付き合うというのをビジネスではやらない。でも、中国ではそれが必要。奥さん同士を仲良くさせるとか。

裏切りも普通にある。だけど、中心に入っている人は絶対に裏切られない。
表の数字だけでなく、どうやってウチの中に入っていくかが大事とおっしゃっていました。

アジア(主に中国)の知財(主に商標)について – 栗原潔氏

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中国の知的財産権について。
商標権は人の真似を阻止できる権利。商標は早い者勝ち。商標権は国ごとに発生するので、国ごとに登録しないといけない。

問題は偽物商品の販売・製造。

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しかし、商標登録しても偽ブランドを販売・製造されることがしばしばある。
さらに問題なのは、第三者に勝手に商標登録されてしまう(冒認出願)ようなこと。

一番問題なのは、冒認出願された商標権で権利を行使され、本家製品の販売などが差止めされてしまうケース。
中国で問題があったのが、「有田焼」「無印良品」「クレヨンしんちゃん」。登録の取り消しに7~8年かかった。有田焼は断念。
中国では携帯電話じゃないのに「iPhone」という商標がいくつもある。肉の名前など(笑)

対策はけっこうコストがかかり、対策も面倒くさい。最善策としては、重要な商標は防衛的に先に出願しておけ!と。

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マドリッドプロトコルを利用して出願する。これなら日本の特許庁とだけやり取りすればいいので楽(台湾、香港、インドなどは非加盟なのでダメ)。
中国で著作権登録しておくのも対策になる。

マレーシアについて – 林雅之氏

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NTTが参画したマレーシアの国家プロジェクト「MSC(マルチメディア・スーパー・コリードール計画)」。

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15年くらい前、マレーシア政府は「日本を見よ」ということで、日本をお手本にしようとしていた。
ジャングルから新オフィスを建設する計画から始まった。

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マレーシアでの林さんの休日の過ごし方は、旅行やけっこう飲み会をやったり。

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アジアのビジネス応援サイトの紹介 – 加藤恭子氏

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アジアのビジネスが盛り上がっていて、どうもみんな目がアジアに向いている。しかし、情報は観光客向けガイドが多く、ビジネス向けが少ない。加藤さんはこれをなんとかしたいと思ったそうです。

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じゃあ、Facebookで探せばいいんじゃない?とも思ったが、Facebookって過去記事が探しにくい。。。

そこで、ブログにまとめよう!と思った。情報収集がしやすい、情報をまとめられる、検索性のアップ。
Facebookでアジアのビジネスについて面白いことを書いている人に声をかけ、ブログにも書いてもらう。

早速、β版ブログを作った。
アジアを目指す人にとって有用なサイトになればいいなぁ~とのこと。

ということで、アジアのビジネスに役立つようにβ版としてスタートしたのがこちら!

→ APSC NEWS

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サイトを構築したのは塙剛志さん。

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感想

英語をはじめ、まったく外国語ができない僕。
アジアでのビジネスなんてことを聞くと、ついつい言語の壁を意識しがちです。

しかし、今回のイベントでみなさんのお話を聞き、タイってこんなに注目されているんだ~とか、香港って面白い!といったことを感じました。

前々から聞いてはいたものの中国での商標権はけっこう厄介です。僕は真似されるのがすごく嫌いな性格なので、中国に日本のものがパクられることが無性に腹が立ちます。もし、今後、中国で何かアクションを起こすことがあるとしたら、超冷静にやらないと後で痛い目に合いそうですね。。。

わだブログを運営し、多くのミニサイトも手がけている和田さんは今月から中国に行くらしいですし、Last Day.jpのまたよしれいさんはブログ観光大使の企画をやったりタイや香港に滞在したり、ブロガーがどんどんアジアに進出しています。
今回のイベントで僕が感じたようにアジアって本当に魅力的な何かがあるんでしょうね~!僕もいつか行ってみたいです!

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