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SIMフリー版の iPhone 6s で格安SIMを利用したい人へ!メリットと注意点をまとめてみた

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iPhone 6s / 6s Plusの発売をきっかけに、月額料金がたった数百円から使えるMVNOサービス(いわゆる「格安SIM」)を使ってみようかなと検討する人は多いかもしれません。

そこで今回は、格安SIMの情報を頻繁に発信している当ブログではiPhone 6s / 6s Plusで格安SIMを使う際のメリットとデメリットを注意点を含めて解説したいと思います。

なお、iPhone 6s / 6s Plusの特徴についてはこちらのまとめをチェックしてみてください!

関連:【2分でわかる】iPhone 6s/6s PlusにiPad Pro/iPad mini 4も!新型Apple TVなど発表まとめ

MVNOとは?エリアや通話品質はドコモとまったく同じ

MVNOは仮想移動体通信事業者のことで、その名の通り電波を借りて通信サービスを提供している業者のことです。ドコモのMVNOであればドコモのネットワークを借りて運営しているんですね。

ですので、電波の届く範囲はドコモとまったく同じですし、通話可能なプランで契約していれば電話もドコモと同じ全国のエリアで問題なくできます。

MVNOが提供している通信サービスは月額基本料金がドコモよりも安く済むことがほとんどなので、「格安SIM」といわれています。SIMとはスマホに挿して使う、小指の先程度の小型カードのことです。

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SIMカード(中央2枚)

docomo.ne.jpのメールは使えないが、GmailなどのメールやLINEは使える

ドコモのMVNOはドコモと同じ電波を使っていますが、これはあくまでも借りているだけ。サービスそのものはドコモではなく、MVNO業者が独自に行なっています。

つまり、ドコモのサービスとはまったく別モノということになります。よって、ドコモのメールアドレス(@docomo.ne.jp)は使えませんし、ドコモのサポートを受けることもできません。何か困ったことがあってもドコモショップを頼ることはできないのです。

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では、メールやサポートはどうするのか。MVNO業者が独自にケータイ用メールアドレスを発行していたり、メールアドレスを発行していなかったり、それは業者によってまちまち。でも、スマホにはメールアプリがあり、ここにGoogleのGmailなどのメールアドレスを登録すれば、MVNO業者の格安SIMでも問題なくメールをすることができます。僕はGmailしか使っていませんし、ドコモでもMVNOでもそんなこと気にせずメールをしていますよ。LINEもちゃんと使えるので、特にLINEをメインで使っているのであればドコモのアドレスなんてもう不要ですよね。

また、サポートを受けるときにはMVNO業者のサポートセンターに電話して対応してもらったり、WebサイトでQ&Aや問い合わせフォームから質問できるようになっています。

データ通信は最大40Mbps程度で、遅いと1Mbps未満

ドコモは最大262.5Mbpsの超高速通信「PREMIUM 4G(プレミアム4G)」を2015年9月25日から開始します。実は、MVNOもこれに準じているので(まだ公式な発表はありませんが)、おそらく通信速度の最大値としては同じ速度が可能となるでしょう。

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ただ、MVNOはドコモから回線を借りているので、ドコモと同等の速度が出ることは事実上ありません。僕は2013年夏から格安SIMを利用していますが、早くても50Mbps程度が最大で、遅いときには10Mbpsに届きません。

また、朝・正午・夜といった、通勤・通学、ランチタイムの時間帯には極端に速度が落ち、IIJmioでは1Mbpsに届かないことが毎日のようにあります。これはMVNO業者の対応にも左右されます。総合的にはIIJmioはサポート的にも良く、頻繁に設備投資を行っている素晴らしい業者なのですが、会員数が多いため通信が集中する時間帯にはどうしても速度を絞る必要があるのです。

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そのほかの時間帯では10Mbps以上出ますし、速いときには40~50Mbps出ることもあります。僕はよく格安SIMとiPhoneでテザリングしてインターネットにつなぎ、このMacBook Airからブログを更新していますよ!

月額基本料金はドコモの半額以下に!ほとんどの人が月額1,000円台半ばで済む

格安SIMはどうして安いと言われるのでしょうか。MVNO業者はドコモに回線のレンタル料を払ってMVNOサービスを運営しています。新たにアンテナを建てる必要がありませんし、ドコモショップのようなリアル店舗を展開していないので、設備や人件費もかからず、格安で通信サービスを提供できるわけです。

ドコモの場合、1人で1回線使う際には最低でも2GBの「データSパック」で月額3,500円が必要です。これに基本料金等を加えたら、6,000円を超えてしまいます。高いですよね~。。。

実は、スマホ利用者のデータ通信量を調べてみると、利用者のほとんどが月に1GBも使っていないそうです。

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格安SIMのDMM mobileでは1GBが月額630円で利用できちゃいます。通話可能なプランでも1GBで月額1,260円です。7GBでも1,860円から、10GBでも2,250円からといった具合にめちゃくちゃ安い。DMM mobileの全プランの料金表は以下を参照してみてください。

関連:[第5回] 格安SIM最安に!DMM mobileが旧プランから最大1,730円の大幅値下げ

番号乗り換え(MNP)もできるし、データ通信専用だけの契約も可能

今ドコモを使っているけど、これから格安SIMに乗り換えることは当然可能です。いわゆるMNPをすればいいのです。

手順としては、ドコモショップもしくは電話にて「MNP予約番号」を発行してもらう→MVNO業者にMNPで新規契約。あとは2,000円ほどのMNP手数料を払うだけでできます。2年縛りの期間中であれば、1万円程度の途中解約違約金が必要ですが、長い目で見れば格安SIMで元が取れてしまうでしょう。

また、特に電話はできなくてもいい、データ通信だけ使えればいい、というのであれば、MNPではなくMVNOの「データ通信専用プラン」を契約すると良いでしょう。
最大3Mbpsの速度でデータ通信が使い放題の速度は速くはありませんが、「ぷららモバイルLTE」の定額無制限プランもあります。

関連:月額2,980円でデータ通信し放題のSIMがキタ~!ぷららモバイルLTEが定額無制限プランを開始

SIMフリー版との相性はピッタリ!ドコモスマホでも使える

iPhone 6s / 6s Plusの発売をきっかけに、今度こそ「SIMフリー版」のiPhone 6s / 6s Plusを購入したいな~と思う人もいるかもしれません。SIMフリーとはドコモ、au、ソフトバンク、海外の通信業者も含めて、通信業者を気にすることなく使えることをいいます。

今までは通信業者が発売するスマホとその通信業者の発行するSIMカードを一緒に使わないといけない「SIMロック」がかかっている機種が一般的でした。しかし、「SIMフリー版」のスマホであれば、今持っているドコモのSIMカードを挿して使いつつ、山奥の温泉地に行った際には田舎でも4G LTEが強いauのSIMカードに挿し替えて快適に通信を利用する、といったことが可能なんです。もちろん、それぞれの契約が必要ですが、これを格安SIMにすることによって、何枚ものSIMカードを使い分けるといったことも可能になります。ちなみに、auの格安SIMもありますよ。

関連:auのiPhoneで格安SIMを使う!3GBを月額1,590円で使うためのチェック項目

知らない人が多いみたいなのでハッキリ言っておきますと、格安SIMはドコモのスマホでもそのまま使えます。特に「SIMロック解除」も不要です。実際に僕は「Xperia Z3 Compact SO-02G」でDMM mobileの格安SIMを使ってします!

関連:[第6回] DMM mobileをXperia Z3 Compactで使うための設定方法(APNやMCCなど)

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どの格安SIM業者を選べばいいの?

格安SIMを提供するMVNO業者はたくさんあります!ほんと、迷ってしまいますよね。。。
実は選ぶポイントは料金ではありません。どんなメリットがあるかです。

「3日間合計で◯GB超えても速度制限がない」「余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる」「通信品質が良い」、この上記の3つのポイントで絞ることをオススメします。

関連:3日間の速度制限なし!低速化のない格安SIMを選ぼう!

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「通信品質が良い」という点においては、先にも触れたとおり、会員数が多いためお昼の時間帯はけっこう混雑して速度が遅い「IIJmio(みおふぉん)」は避けた方がいいかもしれません。しかし、僕はIIJmioをメインに使っています。最大3人(3枚のSIM)を追加料金なく利用できたり、サポートが手厚いというメリットは大きく、混雑時間帯以外ではとてもスムーズに使えているので現在のメイン回線になっています。

関連:10GBで月額2,560円を実現したMVNO「IIJmio」は低価格かつ大容量派の強い味方に

あと、この時代としては珍しい“使った分だけ支払う”タイプの格安SIM「FREETEL(フリーテル)」は昼間でもスムーズに通信ができて快適です。

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FREETEL(フリーテル)は昼でも高速

関連:MVNOでL2接続化を果たしたFREETELの通信速度はお昼時も爆速

クレジットカード不要!口座振替やコンビニ払いができる格安SIMもある

加えて、毎月の料金の支払いをクレジットカードではなく、銀行の口座振替やコンビニ払いで済ませられる格安SIMもあります。数は少ないですがこちらもご参考にどうぞ♪

関連:料金をクレジットカード以外で支払える格安SIMは?(口座振替・コンビニ払い)

格安SIMは2年縛りがない(もしくは縛り期間が短期間!)

そうそう。格安SIMのデータ通信専用プランは2年縛りがなく、音声通話プランでもそれよりも短期間な6ヵ月~1年程度の縛りとなっていることがほとんどです。ですので、縛りを気にすることなく利用できるのはいろいろな格安SIMを使って試してみたい僕にとって非常に大きなメリットとなっています。

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と、こんな感じでiPhone 6s / 6s Plusの発売を前に格安SIMのメリットと注意点についていろいろご紹介しながら普段から格安SIMを使っている僕が言いたいことをバババッと言ってみたわけですが、お役に立てましたでしょうか(^_^;)

最近では、最大6ヵ月(2016年3月まで)月額基本料金が0円で使える「mineo(マイネオ)」のDプランを使い始めたところです。

関連:2016年3月まで無料で使える!ドコモ版mineoでAPN設定と昼の速度を測定した結果

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関連:【2分でわかる】iPhone 6s/6s PlusにiPad Pro/iPad mini 4も!新型Apple TVなど発表まとめ

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