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Amazonの新端末「Kindle Oasis」、戸惑う“厚さ3.4mm”

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Amazonが電子書籍端末の最新機種「Kindle Oasis」を2016年4月14日に発表しました。発売日は2016年4月27日。

ディスプレイが明るくなったとか、バッテリーが長持ちするようになったとか特徴がありますが、僕が気になったのはこの新製品の厚み。特にAmazonによるアピール方法についてです。

Kindle史上、最も薄く、最も軽い – 長時間の読書もこれまでにないほど快適に

最薄部で3.4mmとめちゃくちゃ薄いことをアピールしながらも、その一方で最厚部は8.5mmあり、従来製品の「Kindle Voyage」(厚さ7.6mm)よりも0.9mmほど厚みが増しています。

↓のように最薄部と最厚部は2倍以上の差がある。

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大袈裟に例えるならば、ソニー・タブレットのSシリーズが最厚部20.6mmであるのに、「薄さ10.1mmです!」とドヤ顔で最薄部をアピールしちゃうようなものです。

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ソニー タブレットSシリーズ

Kindle Voyageの厚みは3.4mm~8.5mmですから、約5mmの差があるだけでほとんど気にしないレベルではあるのですが、このような本体の厚みに違いのある製品は“最薄部”だけでなく“最厚部”もしっかりチェックしてから購入を検討したいところ。

紙のように軽く感じられるよう、これまでのKindleよりも20%以上軽く、平均で30%以上薄くなりました。人間工学に基づいた、左右で薄さの異なるデザインを採用、最も薄い個所で、わずか3.4mm。長時間快適に読書を楽しめます。

“平均で30%以上薄くなりました”、としている点については、確かに数値上の平均はそうだけど、それでじゃあ厚みは平均して6mmのケースに入りますね!なんていうのは無理なんだからそこは平均化して考えちゃダメよ、と消費者の皆様へは素直に忠告しておきます。“最も薄い”、という表現があったときにはぜひ最厚部はどうなの?と気にするクセを付けておきましょう。

(っていうか、3.4mmって薄すぎない?バッグの中で折れない?でも、事故防止のためにレザーカバー付けたら結局厚みが増すよね?なんてことも頭をよぎるw)

とはいえ、Kindle Oasisは改良点の方にメリットを感じる人が多いことでしょう。従来製品の内蔵ライトのLEDが4個~6個だったのに対し、Kindle OasisのLEDは10個とディスプレイの明るさが増したことに加え、増設バッテリーを内蔵したレザーカバーが付属。1日30分程度の使用であれば充電せずに数ヶ月は使用できるというロングバッテリーは魅力的です(付属のバッテリー内蔵レザーカバー装着時)。

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あとは価格ですかね。Wi-Fiモデルが35,980円、Wi-Fi + 3Gモデルが41,190円とかなり高め。単なる電子書籍端末でしかないKindleにしては随分と強気な価格だなぁ~と感じます。僕ならあと数千円追加して、何でもできるiPad mini 4(厚さ6.1mm)を買っちゃうんですが(笑)さて、皆さんはどう思いましたか?

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