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ユーチューバー所属のUUUMが上場へ!今期業績やYouTuberの所有株数を調べてみた

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YouTuberの所属事務所として知られているUUUM(ウーム)が東証マザーズに上場することが決定しました。上場おめでとうございます!!上場日は8月30日です。

HIKAKINやはじめしゃちょーといった人気YouTuberをマネジメントしているUUUMが東証マザーズに上場すると知って、非常にビックリしました。最近はメルカリが上場するという観測記事が出たばかりで、市場の関心はすっかりメルカリに行っていましたよね(笑)

上場に伴う公募増資は30万2000株、売出しは21万4800株、オーバーアロットメントによる追加売出しは7万7500株。公募増資を含めた上場時の発行済株式総数は600万2000株となります。

株式の売出しを行うのは代表取締役CEOの鎌田和樹氏が88,500株、ANRI1号投資事業有限責任組合が88,500株、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合が37,800株です。

UUUMの業績を数字でチェック

次に、UUUM(ウーム)の直近の決算と今期の見通しをまとめておきましょう。

2017年5月期決算では連結売上高が69億8300万円、営業利益3億5800万円、経常利益3億5000万円、純利益2億5700万円。

また、会社側が公表した2018年5月期の業績予想は89億7900万円、営業利益4億円、経常利益3億8100万円、純利益2億5900万円。ちなみに、配当の予定は今のところありません。

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2017年5月期はクリエイターの獲得や育成、クリエイターを活用したプロモーションビジネスの拡大など、さらなる事業基盤の強化に努めたことに加え、チャンネル運営、イベント、グッズといった新規事業の更なる拡大に注力したことが寄与。2期連続で黒字を達成しました。

2018年5月期についてはクリエイターサポート強化を通じた新規クリエイターの獲得や既存クリエイターの成長を目指すとともに、営業人員強化を通じた広告収益の拡大、チャンネル運営・グッズ・イベントといった事業の更なる拡大、新たな柱となる新規事業の立ち上げを計画しており、大幅な増収と増益を見込んでいます。

面白いのがUUUMは動画再生回数についてもしっかり予想を公表していること。2018年5月期の動画再生回数は前期比25.2%増の290億8500万回を見込んでいます。3月と8月といった学生の休み期間中に大きく再生数が伸びる傾向があるそうです。なお、新人クリエイターの採用は前期と同数を見込んでいます。

Googleアドセンスによる収益は前期比19%増の47億9600万円、また広告収益は前期比36.3%増の30億円となる見通し。UUUMではこのほか動画制作収益やゲーム収益といった自社サービスの売上もあります。

気になったのが売上原価。UUUMではクリエイターへの支払いを含む外注費が売上原価の90%以上を占めています。加えて、金融機関からの借入金に係る支払利息や上場に伴う費用で営業外費用が1800万円ほどかかる予定。営業外費用は大したことありませんが、外注費がデカいです。

HIKAKINが持っているUUUM株は60,000株

さて、有名YouTuberはUUUMの株を持っているのでしょうか?

東証の資料を読み解くと、有名YouTuberは外部協力者という形でUUUMの株式を2,000株~8,000株所有しています。公開されている資料なので誰でも見られるのですが、ページ数が多いためここで一部の方だけをご紹介しておきますと、瀬戸弘司さん・ジェットダイスケさん・カズチャンネルのカズさんはそれぞれ8,000株を所有しています。そして、HIKAKINは60,000株を所有はじめしゃちょーは8,000株を所有しています(2017年7月現在)。

なぜわかるのかというと、UUUMが東証に提出した「新規上場申請のための有価証券報告書(Iの部)」には東証のサイトで公開されており、そこには株主の本名とそれぞれの所有株数が載っているからです(あえて当ブログ内では本名を書きません)。しかし、こうやって名前バレしちゃうもんなんですね。。。(^_^;) これは株式市場のルールというか、名前と株数が載ってしまうのは仕方のないことなんです。

上場により1株の初値が一体いくらになるのかが気になりますが、YouTuberは株式市場でも凄いことになりそうです。

ということで、いろいろな方向で話題が持ち切りになっているUUUMの東証マザーズ上場のニュースですが、上場日は2017年8月30日(水)。証券コードは3990となります。

UUUMの新規公開株を取得できるネット証券会社をご紹介しておきますと、SBI証券やマネックス証券などです(事前抽選制)。

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