2014年12月、auの4G LTE回線を利用したMVNOサービス「UQ mobile」がスタートしました。
UQ mobileはKDDIがわざわざKDDIバリューイネイブラー株式会社を設立し、運営しているMVNOサービスです。auの4G LTEと同じエリアで使えるMVNOとしてはすでに他社のmineoが先行していますが、はたしてどのようなメリットがあるのか調べてみました。
※当ブログでは格安SIM・MVNOを大きく取り扱っています。興味がある方はこちらもチェック!
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データ専用プランと音声・データプランは2GBのみ
どうしてなのかわかりませんが、高速データ通信の容量はデータ専用プランでも音声・データの併用プランでも2GBとなっています。2GBで十分!っていう判断なんでしょうけど、きっと、もっとたくさん通信したい人もいるだろうなぁ。
データ専用プラン | 音声・データプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 980円 | 1,680円 |
高速データ容量 | 2GBのみ | 2GBのみ |
最大通信速度 | 受信150Mbps 送信25Mbps |
受信150Mbps 送信25Mbps |
テザリング | ◯ | ◯ |
最低利用期間 | なし | 12ヵ月 |
途中解約違約金 | なし | 9,500円 |
なお、2GBを超えた場合は送受信最大200kbpsに低速化します。
嬉しいのが違約金について。UQ mobileの音声・データプランは最低利用期間が12ヵ月で途中解約は違約金が9,500円かかりますが、データ専用プランは最低利用期間はありません。つまり、違約金はゼロ円!一方、他社のmineoはデータ専用でも最低12ヵ月の利用が必須で、違約金が9,500円かかります。UQ mobileはプランがいい意味でシンプルで少ないけど、違約金が0円というのは素晴らしい。
標準サービスと有料オプションサービス
オプション料金なしでSMSが使えるのは嬉しいですね!他社だと月額プラス何百円とかしますし。また、有料ですが留守番電話サービスも用意されていて、音声通話も安心です。
サービス | 無料/有料 |
---|---|
SMS | ◯(標準) |
着信転送サービス | ◯(無料) |
割込通話サービス | ◯(無料) |
番号通知リクエストサービス | ◯(無料) |
留守番電話サービス | オプション(有料) |
三者通話サービス | オプション(有料) |
迷惑電話撃退サービス | オプション(有料) |
有料で月額380円を払うと、留守番電話サービス・三者通話サービス・迷惑電話撃退サービスがセットで付いてくるのは嬉しいかも。
auのスマホ・タブレットで使える
さて、mineoと同様に、auのMVNOはどの機種でも使えるのかが気になります。どんな機種で使えるのでしょうか。
基本的にauのAndroidスマホ、タブレットなら利用可能です。ただ、iOS 8.0以上のiPhone・iPadでは利用不可能なので注意。
どんな機種が利用可能なのか、動作確認端末一覧でご確認ください。
SIMフリーじゃなくてもテザリングが使える
テザリングが標準で使えます。auのMVNOとしてはこれが一番大きな特徴でしょうね。
ここでドコモを例に挙げてみますが、ドコモのMVNOの場合はSIMロックフリーのスマホかiPhoneだとテザリングできるんですが、ドコモのAndroidスマホ、タブレットではテザリングが使えません。
関連:[第2回] MVNOの「DMM mobile」を契約!速度の評価とiPhoneでテザリングが使えるかを調査
一方、UQ mobileはiPhoneでは使えないけど、auのAndroidスマホ、タブレットならSIMフリーでなくても(普通のauのスマホ、タブレットで)テザリングができるのです!
もし、手元にauのスマホやタブレットがない場合は、au版の未使用品白ロムや中古のAndroidスマホやタブレットを購入して使うのが一番オススメです。
2GBでいい人には違約金がないUQモバイルがオススメ
繰り返しになりますが、プランが少ないのが見劣りするものの、やっぱりUQ mobileのデータ専用プランは最低利用期間がないのが良いですね!いつでも解約したいときに無料で解約できる。
2GB程度でいいから安く使いたい!auのスマホで980円でテザリングを使いたい!という人にはUQ mobileはちょうどいい格安SIMとなりそうです。