2015年4月13日、ワイヤレスゲートが音声通話付き格安SIMカード「WIRELESS GATE WiFi+LTE 音声通話プラン」をヨドバシカメラとヨドバシドットコムにて販売すると発表。翌14日にはヨドバシカメラでの予約販売が開始しました。
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料金は4プランあり、例えば3GBの高速データ通信と音声通話機能付きで月額1,700円と安い料金がたいへん魅力的です。
また、ドコモのエリアで電話や高速データ通信(最大150Mbps)が利用可能なほか、ファストフード店などでワイヤレスゲートの公衆無線LANサービス(Wi-Fi)が利用できる点はかなり高評価できます。
これまではデータ通信専用だった同社の格安SIMですが、これでようやく音声通話に対応し、MNPによる他社からの乗り換えもできるようになったわけです。
大きな特徴は「1年・2年間の縛りがない」「音声通話プランでも途中解約違約金がない」こと。
普通に解約するならタダなんですが、しかし、MNPには大きな落とし穴がありました。
MNPによる転出は転出解約手数料11,880円
ワイヤレスゲートSIMの音声通話プランは2年縛りや1年縛りがなく違約金が不要と言いましたが、実はワイヤレスゲートから他社へMNPして乗り換える(転出)場合には高額な「MNP転出解約手数料」の支払いが必要ということがわかりました。
なんと、MNP転出解約手数料は11,000円(税込11,880円)もかかります。
MNP転出解約手数料は他社でも普通にあるものなんですが、参考までに挙げておくとドコモの場合のMNP転出解約手数料は2,160円。ワイヤレスゲートはその5倍近くですなぁ。普通に解約するなら違約金はタダだけど、MNPして同じ電話番号で他社に行くならこれだけ払え!ということですね、はい。
よく考えてみれば、新規でワイヤレスゲートSIMの音声通話プランに申し込んで電話電話をゲットし、「MNP弾」として利用して他社へ即MNPすることを防ぐ狙いもあるんでしょうね。むしろコレがメインの目的かぁ。
あとで後悔しないかよく考えてみる必要がある
一旦ワイヤレスゲートへMNPしてしまうと、今度はなかなかワイヤレスゲートから他社へMNPしづらくなりそう。
格安SIMを選ぶ際には、基本料金プランの安さだけに惑わされるのではなく、そういった細かい手数料やサービスの違いなんかをよく比較して、自分に合う格安SIMをチョイスするようにしましょう。僕はデータ通信の翌月繰り越しができるかどうかを1つのポイントとして重視しています。
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