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2015年5月11日(月)、東芝の株価が前日比80円安のストップ安(-16.55%)で403.3円まで下落しています。
東芝は8日(金)の取引終了後、本来5月中に公表しなければならない2015年3月期決算について公表が6月以降に遅れることを発表。大手上場企業としてはマズイことになりました。
日足チャート:東芝 – 株探より
約1ヵ月前の4月3日には、一部のインフラ関連工事について進行基準に関する会計処理で調査が必要になったと発表し、その時点で不適切な会計処理の可能性が浮上していた同社ですが、第三者委員会による調査を進めた結果、以下のことが発覚したとのこと。
工事原価総額が過少に見積もられ、工事損失(工事損失引当金を含みます。)が適時に計上されていない等の事象が判明しており、また、工事進行基準案件における工事原価総額の見積もりの問題以外にも、更なる調査を必要とする事項が判明しており、これらの事実関係の詳細調査及び発生原因の究明になお時間を要する見込みとなっています。(東芝 – 投資家情報より)
上記のことから業績の数値を洗い直す必要が生じたことから、これまで計画していた2015年3月期業績予想について一旦未定にするとし、さらには期末配当を0円(無配)にしました。
市場では業績を下方修正する可能性が高いとの見方が強まり、本日の同社株には売りが殺到。ストップ安となった同社の株価は403.3円で、2015年1月22日につけた年初来安値(461.4円)を更新しました。
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