ワインというと山梨や神奈川が有名かもしれませんが、実はこのところの温暖化で徐々に産地が北にズレてきているらしいんです。今では長野や北海道などがワインの産地として非常に注目を集めている場所となっています。
2008年から長野県で営業する「安曇野ワイナリー」は目の前のぶどう畑で栽培したシャルドネやメルローなど多くの品種から作ったワインを直売。南欧風の建物がオシャレで、今では安積野の名所の1つにもなっています。
今回、長野県の魅力ある特産品に現地で触れ、作り手の想いや製品の良さを一人でも多くの方に知ってもらいたいという目的で始まった“「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアー”に参加し、安曇野ワイナリーでたっぷりとワインの美味しさに触れてきましたのでレポートしますよ!
関連:【参加】「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアーに参加しています!
ゼロからスタートした安曇野ワイナリー
そう、2008年からって言いましたけど、実をいうとそれまでは他社がここでワイナリーを運営していたんだそうです。でも、いろいろと手を出しすぎたせいで経営にいきづまり、長野県佐久市の樫山工業株式会社が再生に名乗りを上げ、新たに安曇野ワイナリー株式会社を設立、運営を引き継ぎました。安曇野ワイナリーは事業をワイナリー1本に集中し、今では生産するワインを増産するために畑を拡張。また、品種も増やしているんだとか。
見てください、このぶどう畑!これがすぐ目の前にあるんですよ。
普通にぶどうがなっているところを目にできる。この安心感とかリアルさって、ハンパないです。正直、テンションが上がってしまい、しばらくここで写真を撮っていましたもん!
長野県の信州ワインバレー構想がすごい
安曇野はりんごが多いイメージがありますが、水はけが良い土と寒暖の差のある気候もあって、ぶどう作りにはこの地がいいと思って始めたそうです。
長野県では信州ワインバレー構想というものがあります。美しい風土のなかで、欧州種を中心に長野県産の高品質なワインを生産。ワインとワインにまつわる食や工芸などを一体とし、その文化に触れようと県内外から人が集まる。そういった構想です。香り、味、色など消費者の目線も取り入れ、「栽培方法」「生産方法」「味覚」の観点から厳しい審査をクリアしたものだけが認定される長野県原産地呼称管理制度の認定マークがついていて、ブランドを育てようという力の入れようを感じることができます。
あまり知られていないかもしれませんが、長野県はワインなどの醸造用ぶどうの生産は日本一。ワインの醸造量こそ神奈川県や山梨県には遠く及ばないものの、醸造用ぶどうの生産量は3645トン(2010年)と日本一なんです。そんな豊富なぶどうを生産量だけでなくワインの醸造でも上位を目指そうと高品質なワインを生み出す4つの「ワインバレー」を形成。北から千曲川ワインバレー、日本アルプスワインバレー、桔梗ヶ原ワインバレー、天竜川ワインバレーと並び、今回訪れた安積野ワイナリーは日本アルプスワインバレーに属します。
ワイン用のぶどうって木の下にできるんだ!
山梨からシャルドネを追いかけていた女性責任者が安曇野こそシャルドネに適している場所だといい、ぶどう畑を作る際にシャルドネをメインにすることにしたそうです。
植樹してから3年目。2本の木で1本のワインしか作れなかったが、今では1本の木から15~20房のぶどうが採れ、1本のワインが作れるようになりました。安曇野ワイナリーのぶどうは糖度が22~23度とすごく高いのが特徴。高い糖度を実現するため、日照や通気性を確保しているんだとか。
僕が初めて知ったのはワイン用のぶどうって縦に高く伸びるけど、実はぶどうがなるのは下のあたりだということ。特に高い位置にできたぶどうを取り除いて低い位置のぶどうだけを残してるわけではないんだそうです。きっと、収穫の際には低くしゃがんで採らないといけないだろうし、大変なんだろうな~。しかし、そのおかげでおいしいワインができるんですから感謝!
そうそう。安積野ワイナリーのホームページを見てみたのですが、粘土質だった土の改良にはダムの堆積砂を敷くなど、安積野ワイナリーの誕生秘話は読んでいて非常に興味深いものでした。ぜひこれはチェックしてみてほしいと思います。
ネットから「ふるさと割」で30%オフで買えるのが魅力!
魅力的なのがやっぱり試飲!安積野ワイナリーでは販売所にあるカウンターで多くのワインを試飲可能。そのなかには僕が北海道旅行に行ってから最近すっかりハマっている「ナイアガラ」もありました!ひゃっほ~い♪僕は甘党なのでナイアガラが大好きなのです!
隣にはバーもあるので、その場で購入して飲むこともできます。
安曇野ワイナリーは「シャルドネ」がイチオシのようなので、ぜひどうぞ。今ならオンラインショップのNAGANOマルシェでふるさと割で30%オフで購入することができ、非常にオトクですよ!!
僕は帰り際に「ナイアガラ」と「安曇野ヨーグルト寒天飴」をお土産に購入。自宅に帰ってからのお楽しみです!
【安曇野ワイナリー】
営業時間:9時~17時30分(定休日不明)
住所:長野県安曇野市三郷小倉 6687-5(地図)
電話:0263-77-7700
【「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアー 参加レポート】
■伝統の「松本ほうき」を世界へ!米澤ほうき工房でミニほうき作りを体験
■【参加】「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアーに参加しています!