三重県多気郡大台町で2017年にオープンしたばかりの1棟貸しゲストハウス「宿屋まてまて」に宿泊した後、翌日の大台町観光に町営バスを利用したら何気に便利だったのでメモ。
訪れたのは2018年1月26日~27日。本来はチェックアウト後にすぐ最寄り駅のJR三瀬谷駅へ行って東京に帰りつもりだったんだけど、予定を変更してもう少し大台町を回ってみたくなったところからお話の始まり始まり。
事前に自分で作っておいたマップが超大活躍♪
まてまてに泊まったら、もみじ館で朝食が近い
大台町の真手(まて)地区にある「宿屋まてまて」から徒歩5分のところに、朝9時から営業してる食事屋さん「ふるさとプラザ もみじ館」があります。近いので朝食を食べて戻ってきてからチェックアウトしてもぜんぜん余裕です。
便利なことに、「ふるさとプラザ もみじ館」には町営バスのバス停があるため、どうせならチェックアウトして朝食を食べてそのままバスに乗っちゃおうという作戦に!町営バスはJR三瀬谷駅と大杉谷登山時に利用する大杉を結ぶ、観光客にとって貴重な足です。
モーニングの料金はわずか450円。どこかで見た情報では400円だったけど、値上げしたのかもしれませんね。トースト・ミニサラダ・コーヒーのほか、サイドメニューは2品が選べる形です。僕はソーセージ&ポテトフライ、ヨーグルトをチョイス。
また、トーストにはジャムのほかあんこも選べたので、迷わずあんこに。
これを日本一の清流「宮川」を見ながらいただきます♪美味しくないはずがないでしょ(^^)
店内では大台町産のお土産も買えるし、焼き立てパンや町内農家が開発した「奥伊勢米つぶら」も買えますよ。
もみじ館からすぐバスに乗れる!300円は安い
お腹がいっぱいになったところでバスで移動します。バス停は「ふるさとプラザ もみじ館」の建物前!便利だ~。
僕が乗ったバスの時刻は10時25分発。「もみじ館」から“大杉・滝谷行き”に乗り、「江馬」で下車します。
町営バスの料金はどこまで乗っても大人一律300円。なんだ、意外とリーズナブルですね!!!地方の一般的な路線バスは距離に応じて料金が高くなりますが、この安さなら町営バスをもっと利用した方がいいですよ!お金は下車時に支払い。
いや~、実際に利用してみないとわからないもんですね。
江馬はのんびり訪れたいお店の集中エリア
バス停「江馬」に到着したのは10時44分。もみじ館からわずか19分で着きました。ここは“江馬銀座”と言われるほどずいぶん賑わいのあったエリアです。
さて、どうして僕が江馬でバスを降りたのかというと、お目当てはここ!創業100年を超える和菓子の老舗「法菓堂」のご主人、巽(たつみ)さんに会うため(^^)
実はこの付近にはおいしいお菓子屋さんやカフェがわりと集中していて、JR三瀬谷駅からは離れているもののちょっと足を伸ばしてふらふらしたくなる場所なんです。
「法菓堂」はバス停「江馬」の目と鼻の先。徒歩10秒で着いちゃうくらい近い。
「あんもん」や「お茶っ粉餅」を手づくりしている「法菓堂」の巽さんは年齢が70代後半にもかかわらず超お元気で、飽くなき探究心とチャレンジ精神の賜物。商工会の方々に教わりながらFacebookやブログをやっていらっしゃいます。
東京へ帰る前に「法菓堂」で「お茶っ粉餅」を買いたかったんだけど、あいにくご主人は不在。奥様から「店頭では販売してないんですよ」と言われ、あ~、そういえば。。。と思い出すなど(笑)
「あんもん」や「お茶っ粉餅」はホテル「奥伊勢フォレストピア」や「道の駅 奥伊勢おおだい」で販売しています。
(「あんもん」)
ちなみに、そのほかのお菓子も注文しておけば作ってもらえるので、気になったら連絡してみてください!
日帰り温泉へ!江馬エリアからフォレストピアまで徒歩圏内
気を取り直し、「法菓堂」から徒歩で「奥伊勢フォレストピア」へ向かうことにしました。こんな感じで大きな看板がありますから迷うことなく行けるはず!
「奥伊勢フォレストピア」は日帰り温泉が可能なホテルで、BBQやグランピングなども行っている町内随一の施設。運動がてら少し散歩して、ひとっ風呂浴びて行こうという作戦です。
清流・宮川を越えて、この素晴らしい景色を見ながら歩けばあっという間。大台町の良い景色は何度見ても飽きません!
「法菓堂」から「奥伊勢フォレストピア」までは徒歩16分でした。あくまでも30代・男性の足での歩行速度ですから、16分というのは目安でお願いしますね(^^)
「奥伊勢フォレストピア」の日帰り温泉の入浴可能時間は11時から22時(受付は21時)まで。日帰り温泉は「奥伊勢宮川温泉」という名前で営業しています。料金は中学生~大人600円、小学生と70歳以上は400円、3歳~小学生未満は300円。貸しタオル・バスタオルのセットは200円くらいだったと思います(忘れてすみません)。
露天風呂と2つの内湯があり、内湯の1つは月替りの薬草風呂。ちょうど雪が降った後だったので、露天風呂はちょっとぬるめ。熱いのが苦手な僕はその分ゆっくり入れました(笑)貴重品用のロッカーもあるし、服を入れておくロッカーも鍵がかかるし、安心して入浴できます。
嬉しい出会いが!法菓堂・巽さんの優しさに感動
と、入浴を終えて「奥伊勢フォレストピア」のロビーまで戻ったとき、なんと、「法菓堂」の巽さんがわざわざ僕を探してここまで来てくれました!ご不在だったので奥様に名刺を渡しておいたんですが、大台町商工会にも電話して僕を探してくれたみたい。
よかったらコーヒーでも!と、おっしゃっていただき、次の移動までホテルのレストランで20分くらいおしゃべり。最近の話とか、昨年の11月にブロガー2人(中川さん、ゆうせいさん)に取材へ行ってもらった話、Facebookの話、お菓子の配達でお忙しいことなど、話題が尽きませんでしたね!
(法菓堂・巽さん)
なんか、お休みの日だったのに車を飛ばして探してくれて、わざわざ会ってくれたのがとても嬉しかったです。コーヒーごちそうさまでした!
森のお菓子屋スピカで「ウッド ショコラ」を試す
次に行こうと思っていた「森のお菓子屋 スピカ」にも車で連れて行ってくれた巽さん。時計は12時を回ってもうお昼時だというのにすみません(^_^;)
「森のお菓子屋 スピカ」はプレオープン時の取材も含めると、来店するのは今回で3回目になります。八木さんご夫婦が経営しているスイーツ屋さんで、ここはほんと内装がオシャレ!ついのんびりしたくなっちゃうんですよね。
パティシエである旦那さんがお一人で作ったたくさんの種類のケーキがショーケースにずらり。
この中から奥様がオススメしてくれた苺の「ショートケーキ」(350円)をオーダー。ちょうど苺の季節ですし、これを食べなきゃね♪
軽めの甘さが僕の好みにドンピシャ!ふわふわのスポンジの間には薄くスライスした苺が隠れているという嬉しい演出も。美味しいなぁ~!ちょこちょこっと添えられたフルーツがまたイイのよ!
そして、大台町といえば木の街・水の街。なんと「森のお菓子屋 スピカ」では「クロモジ」という高級な楊枝の原材料にもなっている木を使ったチョコレートを新商品として販売を開始。僕はこのまだ食べたことのない“木”のチョコレートをいただくことに!
一口かじると、スーと不思議な感じが口に広がります。ハーブのような爽やかな後味。甘ったるいチョコレートが苦手な人でも、このクロモジのチョコレートは気に入るのではないでしょうか(^^)
もうひとつ、ヒノキを含んだチョコレートがこちら。お風呂とかに使われるあのヒノキですよ!これがね、食べてみるとややビターで、渋みがイイ。大台町はヒノキやスギの林業が盛んですし、古くは伊勢神宮の宮材にもここ大台町の木が使われていると言われています。つまり、ヒノキのチョコレートは大台町らしいチョコレートと言えるわけ。
このふたつのチョコレートは「ウッド ショコラ」という名前で販売。120円~。
「森のお菓子屋 スピカ」はギフト用のお菓子も販売していて、せっかくなので東京で待つ奥さんの分を購入。クッキーとかは持って帰りやすいので嬉しいですね。
お店のInstagramを見てわざわざ県外から訪れる若い女の子もいるそうで、話題のスイーツ店です!
同じく徒歩圏内にある、ゆったりのカフェひだまり
さて、時間があればこの周辺にあるもう1軒のカフェ「ゆったりのカフェ ひだまり」にも顔を出したかったのですが、今回は断念。。。とは言っても、2ヵ月前(2017年11月)に訪れたばかりなんですけどね(笑)
道の駅で大台町のお土産!新スポットの奥伊勢テラスも
すっかり巽さんには甘えてしまい、JR三瀬谷駅の裏にある「道の駅 奥伊勢おおだい」まで送っていただきました。ほんとありがとうございます!
ここ「道の駅 奥伊勢おおだい」では魅力的なご当地商品を取り扱っている「奥伊勢テラス」が土曜日と日曜日のみ営業していて、地元産の商品をアピールする場となっているため、新しい大台町のお土産はこれ!といった目玉商品がズラリと並んでいます。
「奥伊勢テラス」はオープンしたのが2017年とまだ出来たばかりではあるものの、大台町のことが大好きな移住者の西口茉実さんが頑張ってお店を切り盛りしています。僕も初めて訪れたお店なので、こちらはぜひ別記事で取り上げたいと思います!
ぜひ、土日に大台町を訪れた際には「奥伊勢テラス」にも立ち寄ってみてくださいね。
大台町は町営バスと徒歩で意外と観光できる!
今回、町営バスで降りたバス停「江馬」を中心にご紹介した「法菓堂」をはじめ、「奥伊勢フォレストピア」「森のお菓子屋 スピカ」「ゆったりのカフェ ひだまり」は散歩しながら巡れる近場のスポット。写真を撮ったり、お店でのんびりしても、半日くらいかけて楽しめるエリアです。
散歩の道中には特にしんどいアップ・ダウンはないものの、もし疲れたときには町営バスで帰れるので心配ありません。電車でJR三瀬谷駅まで来て、そこから町営バスや徒歩で大台町を見て回りましたが、これでもほんの一部なんですよね。まだまだ大台町の魅力はたくさんありますよ♪訪れた際にはぜひいろいろ見て回ってほしいと思います!
最後に、店頭販売していない「法菓堂」のお菓子は「道の駅 奥伊勢おおだい」で売っていますから、ここで「お茶っ粉餅」と「ゆずっこ」を購入して電車で食べながら帰りま~す(^^)
大台町内の目的地とバス停の情報をまとめましたので、ご参考にどうぞ♪