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小さくて音がいい。ボーズ「SoundTouch 300」はWi-Fi・Bluetoothで映画もスマホもSpotifyも

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Boseのサウンドバータイプの一体型スピーカーといえば2016年に発売した小型の「Solo 5 TV sound system」などSoloシリーズが挙げられますが、2017年2月10日にはサウンドバータイプの新型ホームシアター「SoundTouch 300 soundbar」が発売となります。

発売に先駆けて1月28日に開催となったBose新製品体験会にご招待いただき、この「SoundTouch 300」と、さらにBose最上位機種「Lifestyle 650 home entertainment system」「Lifestyle 600 home entertainment system」を体験してきましたので、まずは「SoundTouch 300」についてレポートしたいと思います!

 

Boseが絶対に変えない3つの開発コンセプト

昨今、ネット配信の映画を見たり、ストリーミング音楽をスマホで再生したりと、映画や音楽の楽しみ方やコンテンツそのものが大きく変化しています。しかし、ボーズは製品開発にあたり以下のコンセプトを変えずに守り続けています。

  1. 小型で高音質・・・音質を保ちながら小型化するのは決して容易ではない。そんなジレンマを抱えながらも常に研究開発で乗り越え、新製品を生み出している
  2. 簡単設計・・・接続や操作はとにかく簡単にすることを目指している
  3. デザイン性・・・部屋に置いたときに空間のデザインを損なわない

この3つのコンセプトはBoseがホームシアターを開発した1995年当初から現在もブレることなく貫いています。そして、消費者の動向に合わせつつも自社のコンセプトを盛り込んだホームシアターの最新機種が2017年2月10日に発売となる「SoundTouch 300 soundbar」です。価格は税込み81,000円。

「SoundTouch 300 Soundbar」は妥協のない性能を詰め込んだ

パッと見た感じ、薄くてコンパクトな印象の「SoundTouch 300 Soundbar」。本体を小型化しようとするとどうしてもスピーカーを小さくしなればならないのですが、Boseは新たに横に長い楕円形をした4つの「スピーカー」を新開発。

楕円にすることでスピーカーの高さを低くすることができ、音質を犠牲にせずボディの小型化に成功したそうです。

本体の両サイドには独自の「PhaseGuide(フェーズガイド)アレイ」を搭載し、音を狙った場所にビーム状に発生させることができるのが大きな特長のひとつ。フェーズガイドは指定した方向(壁や柱)から音が聞こえるという不思議な機能。これがコンパクトな「SoundTouch 300 Soundbar」に搭載されているのですから、凄いとしか言いようがありません!

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フェーズガイドのデモンストレーションでは音声テレビの前に置いたたった1本の「SoundTouch 300 Soundbar」から音が出ているはずなのに、部屋のあちこちから音が聴こえ、音の広がりや臨場感を十二分に体感することができました。

HDMIで接続完了!Wi-Fiで音楽再生、Bluetoothでスマホも

配線や設定はとても簡単。「SoundTouch 300 Soundbar」はARC(Audio Return Channel)に対応しているのでHDMIケーブルをBlu-rayレコーダーやテレビとつなぎ、電源ケーブルを挿すだけです。4Kパススルーにも対応しています。

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また、最高の音を楽しむための設定はすべて自動です。専用マイクで部屋の大きさや形、内装材をも読み取って、部屋に最適なサウンドを自動的に調整してくれるテクノロジー「ADAPT IQ」を搭載。「SoundTouch 300 Soundbar」はオーディオ機器の設定が苦手な初心者でも安心して最高の音を聴ける、ユーザーフレンドリーなスピーカーなんです。

そうそう。本体には一切のボタンがなく、操作はすべて手元のリモコンで完結します。

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Wi-FiやBluetooth、NFCにも対応し、いつでもリモコンひとつでインターネットのストリーミング音楽を楽しむことができる「SoundTouch」機能を搭載。「SoundTouch 300 Soundbar」単体で家庭内のWi-Fiネットワークに接続でき、音楽ストリーミングサービスの「Spotify(スポティファイ)」を直接再生できます。上の写真ではリモコンに1~6の数字が書かれているのがわかると思うのですが、各数字にSpotifyのプレイリストを割り当てることができ、リモコンのボタン1つで再生できるのが楽!

さらに、スマホや音楽プレーヤーとBluetoothでワイヤレス接続すれば高品質なミュージックスピーカーとしても利用できます。

つまり、「SoundTouch 300 Soundbar」は映画を楽しむだけのホームシアターシステムではないということ。映画も音楽もBoseの独自技術とこだわりがたっぷり詰まったスピーカーで聴けるのは嬉しいですね。

より高音質を追求するならウーハーとリアスピーカーを追加可能

それだけでも十分すぎるほど音質も音量もすごい「SoundTouch 300 Soundbar」ですが、購入後でもウーハーの「SoundTouch 300 bass module」やリアスピーカー「Virtually Invisible 300 wireless surround speakers」を追加購入して拡張することが可能です。

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デモンストレーションではウーハーの「SoundTouch 300 bass module」を追加して再び映画を視聴してみました。重低音が加わり、ズンッズンッと体に音の振動が伝わります。再生途中にウーハーをオン・オフを繰り返してみましたが、その違いははっきり感じられました。

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このウーハーは新搭載された独自のQuietPortテクノロジーによってどんな音領域でもしっかりとしたキレイな低音を再現可能としています。たとえボリュームを上げたとしても音に歪みが生じないんです。その秘密は管のなかに加えたメッシュ状の切れ込み。

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通常、スピーカーから出てくる音は管を通ってエネルギーを増幅させたものなんですが、このときに生じるほぼすべての歪みをBoseのQuietPortテクノロジーで除去され、クリーンでかつ深みのある音を出せるのが特長です。

この性能は事実。Bose「SoundTouch 300」は絶対に欲しい

ここまでご紹介した「SoundTouch 300 Soundbar」はこのブログの文章と写真だけでは到底伝えきれないほどの素晴らしいスピーカーです。え~、言い過ぎでしょ?と思われても仕方ありません。これは体験した本人しか感じられないのですから。しかし、この体験会に参加していた誰もがオーバーなほど驚き、異常なまでに興奮していたことは紛れもない事実。このスピーカーが8万円ほどで購入できるのは信じられません。

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2018年12月1日からは本格的な4K放送がスタートし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでには8Kの本格普及が見込まれるなか、Boseは映像面の進化だけでなく音の再現性をもっと高めたいと考えています。高品位なオーディオパフォーマンスと迫力の重低音を楽しめる「SoundTouch 300 Soundbar」は映像だけでは伝えきれない感情を伝えられる新製品です。

 

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