BOSEの新型ワイヤレススピーカー「SoundTouch(サウンドタッチ)」シリーズが世界最大の音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」と連携できるようになりました!スピーカー本体の操作だけで音楽を聴けるのが特長です。
2016年11月1日に開催されたBOSE秋の製品体験会に参加し、実際に音を聴いたり、操作を体験してきました。
基本的な音質や機能がすべて同じのSoundTouchシリーズ。Wi-Fi・Bluetoothを備え、ワイヤレスでスマホやタブレット、PCとの接続が可能であるだけでなく、Spotifyと直接つながって音楽をストリーミング再生することができます。
部屋の大きさに応じて「SoundTouch 10」「SoundTouch20」「SoundTouch 30」といった3機種がラインナップ。「SoundTouch 10」はかなり小型で軽く、価格が2万円台後半とけっこうリーズナブル。それでいて大音量でいい音を楽しめます。
特徴であるSpotifyとの連携ですが、一度SoundTouchシリーズのアプリとSpotifyのアプリをスマホなどから設定すると、それ以降はスピーカー本体のボタンやリモコンからSpotifyのが楽曲を再生できます。つまり、スマホやタブレットが手元になくても気軽に好みの曲を聴けるというわけ。
Spotifyは世界で1億人以上のユーザーがいて、作成された20億を超えるプレイリストを他人が再利用できる便利さがウケて爆発的にユーザーが増えている音楽ストリーミングサービス。通常無料で利用できるSpotifyですがプレミアム会員(月額980円)になるとSoundTouchシリーズでプレイリストを利用可能になります。
SoundTouchシリーズのアプリを起動し、探し出したプレイリストはドラッグアンドドロップで1~6の6つのボタンにプリセットとして登録でき、その後はスピーカー本体もしくはリモコンの1~6のボタンを押すことでいつでもプリセットの曲を聴けます。
スマホ経由ではなく、ネット上のクラウドサービスから直接音楽を再生できるBOSEのSoundTouchシリーズ。その特徴を活かし、実はWi-Fiネットワーク内の複数台のスピーカーを連携させることも可能で、1つの端末から複数の製品を一斉に操作し、同じ音楽を一斉に再生することができます。
アプリから「一斉再生」を押すだけいいので、ちょっと広めの自宅やオフィスなどで同じ曲を同時にかけておきたいときは良さそうです。まぁ、我が家は狭いので一斉再生の出番はなさそうですが(^_^;)
ちなみに、Spotify以外の音楽サービスへの対応についてはユーザーの傾向に注目しながら検討し、お知らせできる目処が付き次第ご報告したいとのこと。
音質については申し分なし。搭載しているドライブユニットは新たな振動板を採用し、最も大きな音響エネルギーを出力できるようになっているそうで、Spotifyの優秀なプレイリストと取り扱いの多い楽曲をBOSEならではの素晴らしいスピーカーで楽しむことができます。「SoundTouch 10」のリモコンで操作して音量を変えてみましたが、ホテルの広い会場でも十分に大きく聴こえました。
人々の音楽の楽しみ方は“曲を買う”から“曲を流し聴く”というにスタイル変わりつつありますが、新たな視聴スタイルが定着するより先に製品を新サービスに対応していくBOSEはさすがだと思います。SoundTouchシリーズはUSBでアップデート可能だそうですから、すでに同シリーズをお持ちの方も安心してSpotifyや今後の音楽サービスも利用できることでしょう。
(Spotifyにはディズニーの曲もあって嬉しい!)
なお、今回の体験会に参加した特典としてBOSEから「SoundTouch 10」をご提供いただきましたので、実際にSpotifyと連携している様子などを後日レポートしたいと思います!
※TOP写真:ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「QuietControl 30 wireless headphones」を着けている僕(gori.meのゴリさん撮影)