一部のデジカメや一眼カメラにはピントが合ってるかどうかを色で教えてくれる便利な「MFピーキング」という機能があります。
MFピーキングは、難しいと思いがちなマニュアルフォーカス(MF)での撮影時にピント合わせを助けてくれて、マニュアルでも超簡単に撮影できる便利な機能です。僕が愛用しているミラーレス一眼カメラの「Canon EOS M3」にもMFピーキング機能が搭載されていて、非常に便利です。
マニュアルフォーカスとオートフォーカスを簡単に切り替えられるMFボタンを新設。三脚を使った花や小物の撮影など、高精度なピント合わせが必要なときに手動でピントを合わせるマニュアルフォーカスが行えます。また、MFピーキング機能も搭載。ピントが合った被写体の輪郭部分を色付きの線(レッド、ブルー、イエローから選択可能)で強調。より精密なピント合わせが行えます。
との説明があります。
一世代前のEOS M2には搭載していなかった機能なんですね。なので、Mシリーズをこれまで使っていた人も初めて体験する機能のはず。そこで、今回はEOS M3で初搭載されたMFピーキングの使い方を解説したいと思います。
MFピーキングを活用した撮った写真
まず、実際にMFピーキングを使って撮影した写真からお見せしますね。
先日のブログ記事で公開した東京スカイツリーがそうです。
まぁ、ずいぶん絞ってるんで大部分にピントが合うのですが、せっかくなのでちゃんとスカイツリーにピントが合っててほしいじゃないですか(笑)なので、MFピーキングで合わせて撮りました!
関連:東京スカイツリーが全部見える撮影スポット!十間橋に三脚立てて夜景を撮ってきた!
MFピーキング設定をしよう!
真っ暗に近い景色を撮影する際、オートフォーカス(AF)だとピントが合いづらいですし、どこに合っているのかわかりづらい。「あぁ~もう!!」っとイライラすることがあります。
そこでMFにし、MFピーキング機能を活用。
EOS M3でMFピーキングを使うには、メニューを開いてカメラの設定画面の2ページ目にある「MFピーキング設定」をONにします。
ONにしたら、あとはボディの「MF」ボタンを押し、ディスプレイ右上に“MF”と表示されればMF撮影に切り替わります。
これでもうオートフォーカスが効かない状態になったので、いくらシャッターボタンを半押ししてもフォーカスは変わりません。レンズの先端近くにピントリングがありまして、このピントリングを回して微調整しながらピントを合わせます。これこそがマニュアルの醍醐味でもあるんですが、やっぱり手動でピントを合わせようとすると本当にピントが合っているのかどうかって自信がなかったりします(^_^;)
そこでMFピーキングが活躍するんです!
MFピーキングでピントを確認しながら撮る!
一番最初に言ったように、MFピーキングはピントが合っている部分を色で教えてくれる便利な機能です。こいつをフルに活用してMFで撮影します。
被写体のピントが合っている部分には下のような感じで色がつきます。僕の場合は赤(青、黄にも変更可能)。ピントリングをゆっくり回していくと色が徐々に赤くなっていくのがわかります。
【ピントが合う前の状態】
【ピントが合った状態】赤くなった!
つまり、「ピントを合わせたい部分」=「赤」になるようにレンズのピントリングを回せば、簡単にピントを合わせられるのです!液晶ディスプレイで倍率を変えて(アップにして)確認でき、細かいところまで見やすいですし気に入っています。
と、ざっくり簡単に解説してみましたが、何も夜景だけではありません。三脚を使って小物や花を撮るときなんかにも大活躍します。MFピーキングをガンガンに活用するとMFでの撮影が簡単に、より楽しくなりますよ♪
こちらもEOS M3で撮りました!
■流しカワウソとレッサーパンダの可愛さにその場から動けなくなる市川市動植物園に行ってきた!
【使用した機材】
カメラ:ミラーレス一眼カメラ Canon EOS M3
レンズ:Canon EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
三脚:Manfrotto Befree アルミ 4段 ボール雲台キット グレー MKBFRA4D-BH
参考までにこちらもぜひご覧になってくださいね!
関連:ミラーレス一眼カメラ「Canon EOS M3」で撮った写真たち まとめ
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