独立してから8年が経った僕はずっとテレワークしているような環境にいながら、ここ最近はずっとBenQ製品のモニターを使って作業しています。何機種も触ってきたなかで、やっぱりBenQに対して絶大な安心感を持っているからです。
わりと重要に感じているのは目の疲れなさ。BenQのモニターは映像がきれいなだけでなく目の負担を軽減するいくつもの機能が備わっていて、それが僕にとってBenQを選ぶポイントになっています。
そんなBenQから2020年8月に、アイケア機能を備えたモニターの新製品「GW2780T」が発売となりました。フルHD解像度で27インチのタイプで、目の疲れを抑えながらテレワークや自宅学習に集中できる製品です。
今回、GW2780Tをレビュー用にご提供していただいたので、実際に使ってみた感想をお届けしたいと思います。
自宅のPCは、目に優しいモニターを選ぶべき
新型コロナウイルスの影響で、自宅でパソコンを触る時間が増えました。
子どもはオンライン配信などデジタル学習が当たり前になりつつありますし、サラリーマンは自宅でテレワーク。子どもも大人もパソコンの画面と接する時間が一気に長く。
声を大にして言わせてもらうと、絶対に目に良いモニターを使ってください。
何十年もパソコン作業してきた僕はすっかり視力が悪くなりました。もし、最初から目の負担を抑えられるモニターを使っていたらここまで悪くならなかったかもしれないし、けっこう後悔しています。
「GW2780T」はアイケア機能を備えていて見る人の負担を軽減する工夫が数多く施されていますので、もしモニターをお探しでしたらこの特徴を知っていただいてモニター選びの参考になれば幸いです!
「GW2780T」がアイケアモニターと呼べるわけ
目に優しい機能を搭載した「GW2780T」は目を守りながら勉強に集中できますし、27インチで大きく見やすい。
大画面ですから在宅勤務中のサラリーマンがテレワークするときにも作業効率の向上にもなるのでオススメです。
また、小学生のプログラミング学習も本格化しました。プログラミングモニターとしてGW2780Tを使えば、目の負担を軽減しながら学習できるでしょう!子どものデジタル学習にもピッタリ。
そんな「GW2780T」がアイケアモニターであると言える機能的なポイントがいくつかありますので、ご紹介しましょう。
フリッカーフリー
PCのモニターって1日に何時間も見るもですし、GW2780Tは目の疲れやストレスもなく快適に画面を見続けられるのも嬉しい。
フリッカーフリー技術によってチラつきがなく、しっかり集中できます。
ブルーライト軽減
睡眠の質を低下させる有害な光をカットするブルーライト軽減機能も搭載。脳への刺激を抑えてぐっすり眠れて、翌日の学習や仕事もバッチリというわけ。
ただし、青みを抑える分、本来の色ではない色で表示することになるので、写真のレタッチやイラストを描くときにはブルーライト軽減機能はオフにしておきましょう。
輝度自動調整機能(B.I.)
他メーカーにはあまり搭載されていないブライトネスインテリジェンス(B.I.)機能を備えているのがGW2780Tの特徴のひとつ。
部屋の明るさや外からの光などによって、環境光とモニターの輝度がうまくあっていないと非常に画面が見づらいのは誰しも経験のあることでしょう。
そこで、GW2780TはB.I.によってモニターの輝度を自動的に調節してくれます。わざわざボタンを押して画面の明るさを上げ下げしなくても済むので、大いに助かります!
カラーユニバーサルモード
色の見え方に障がいをお持ちの方も少なくないと聞きます。GW2780Tに搭載のカラーユニバーサルモードは赤と緑のパラメータを上げ下げすることで色の見え方を調節できるので、障がいをお持ちの方も安心して使えるでしょう。
たとえば、赤のレベルを0〜20に調節したときの見え方をこのように変更できます。上の2つの写真ではGoogleの色がずいぶん変わったのがお気づきかと思います。
猫背対策にもなる高さ調節
身長や座高にあわせて画面の高さが140mmの範囲で調整できるのもありがたいです。
子どもなら低い位置に、背の高い大人なら高い位置に。使う人の身長や姿勢にぴったり合わせられるので、猫背対策にもなります。
画面は上下(-5°〜35°)に角度を変えられるほか、縦横をグルっと回転して90°方向を変えるピボット機能もあり。
個人的にはあまり出番はないのですが、ブラウザを縦に長く表示したいときやTwitterのタイムラインをたっぷり見たいときには縦にすると良し。
きれいで明るいIPSパネルを採用
一般的にPC用モニターにはIPS・VA・TNといった3種類の液晶パネルがありまして、それぞれ特徴が異なります。
- TNパネル:応答速度が速い。一瞬の操作が勝負を決めるゲームには向いているけど、視野角が狭い
- VAパネル:コントラスト比が高くて映画を見るには良いものの、応答速度が遅め
- IPSパネル:色再現性が良く視野角も広いので見やすい一方、価格がやや高め
といった具合にそれぞれ長所と短所があり、ユーザーの利用シーンで選びたいところ。
今回、レビューさせてもらったBenQ「GW2780T」はIPSパネルを採用。
見やすくてきれいな映像を再現できるので、動画を見るのにも適していますよ。これでYouTubeも映画もばっちり視聴できる!
ちなみに、反射や映り込みを防ぐノングレア仕上げ。
FPSは厳しいけど、一般的なゲームなら十分OK!
応答速度はGtG(グレーからグレー)で5msと、モニターとしては一般的。FPSゲームには向きませんが、その他のゲームや動画を観るには十分な速度です。
何気に、これでPS4のモンスターハンターワールド:アイスボーンをプレイしてみたところ、ぜんぜん問題なく遊べました。
スピーカーは本体内蔵型(2W x 2)ですから、別途スピーカーを買わなくてもGW2780Tだけで音声を出力可能。イヤホン端子があるので、スマホとかお手元のイヤホンをさっと挿して使うのもあり。
使ってみて気に入った点
目に優しいポイントはすでに解説したとおりなので、そのほかに気に入ったポイントを書いておきますね!
何気に良いなと思ったのはこのベゼルの細さ。コンパクトでデスク上の邪魔にならないのに27インチの大画面なのですから文句のつけようがないです。
入力端子がHDMI(1.4)、DisplayPort(1.2)、D-Subの3種類あって、パソコンやゲーム機などほぼすべてのデジタル機器を接続可能。
3端子すべての接続して、あとはモニター右下のボタンで入力先を切り替えればケーブルをつなぎ替えることなくパソコンやゲーム機などの映像を映し出せます。複数端子があるのは嬉しい。
細かい点ですが、僕が普段使っているPD2700Uと比べてGW2780Tは操作ボタンを押したときの弾力が軽く、設定の変更時や入力を切り替えたいときの快適性が増しました。
こういう地味な改善点を見つけると、ついつい嬉しくなってしまいますね!
基本的な性能は文句なしで、さらに目の負担を軽減するたくさんの機能を備えたBenQのGW2780T。
おそろしいことに、これでお値段はわずか24,800円ほどと格安。
付加価値ある27インチモニターをお安く手に入れたいなら、ぜひ今のうちにどうぞ。