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[レビュー] 「AfterShokz Aeropex」Bluetooth骨伝導イヤホン、旧型で不満だった音質が改善!

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ここ最近はApple「AirPods Pro」やソニーの「WF-1000XM3」など左右のパーツが分離した完全ワイヤレスイヤホンが流行っています。ノイズキャンセル機能があったり、スマホとの連携が秀逸だったりと、次々と高機能な製品の登場に驚くばかり。

そんななか、今回レビューするのが”耳をふさがずに骨伝導で音楽を楽しめるワイヤレスイヤホン”「AfterShokz Aeropex」です。

骨を伝って音を届ける技術を採用した耳掛けイヤホンで、こめかみの辺りから骨を通じて耳のなかに音を届けます。たとえ耳栓をしていても、どんなに周囲がうるさくても、AfterShokz Aeropexから発せられた音を聴けるのが大きな特長です。

価格は税込みで19,998円。

先日、AfterShokzの代理店を務めているCyberMedia Japanさんからレビュー依頼を受け、レビュー用に製品サンプルを送っていただきましたので使った感想をお届けしたいと思います。

AfterShokz Aeropexの充電と外観について

イヤホン本体はやや丸みを帯びていて、女性でも使いやすそうなデザインを意識したような造りです。

サイバーテイストだった旧機種よりも、マットで落ち着いた感じになったかな。

個人的にはそんなにこのデザインは好きじゃない(笑)ただ、耳にかけちゃえば外観はほとんど隠れてしまうので、そんなに気にすることでもないんだけどね。

付属品は充電ケーブル2本のほか、キャリングケース、保証書、ユーザーガイドなどです。耳栓も入っています。

評価が分かれそうな専用充電ケーブル

どうしてこうなったのか最後まで疑問だったのが、充電ケーブルについてです。

旧機種はmicroUSB(USB Type-B)端子を備えていたので、汎用性のあるmicroUSBをそのまま挿せば充電可能でした。

しかし、AfterShokz Aeropexは内蔵バッテリーを充電するのに専用の充電ケーブル(片側USB Type-A)が必要になってしまい、非常に残念。(予備も含めて2本が同梱されています)

AfterShokz Aeropexを充電するためだけのためにUSBハブのポートを1つ専有されてしまうことになります。デスクにあるUSBハブのType-Aポートがたまたま1つだけ空いていたから良かったものの、空いていなかったらこの専用ケーブルのために他のケーブルを抜くことになっていたかもしれません。

専用ケーブルじゃなくて、USB Type-CもしくはmicroUSBだったら充電部分の不満はなく、高評価できるポイントになっただろうなぁ〜と思います。

マグネットタイプなので古いMacBookで採用されていたMagSafeのようにパチっと装着した瞬間から充電できるのは良いんですけどね。

なお、内蔵バッテリーは2時間でフル充電でき、8時間の連続駆動が可能です。

本体の小型化と地味に良くなったボタンの押し具合

もともと軽いと思っていたAfterShokz TREKZ AIRですが、AfterShokz Aeropexになってさらに30%小型化し、13%もの軽量化を実現。重量はわずか26gと超軽いことにびっくり!

(黒:AfterShokz TREKZ AIR/赤:AfterShokz Aeropex)

電源のオン/オフやボリュームボタンは新機種になって押しやすくなったのが実はかなり嬉しい!旧機種はボタンが小さくて、耳にかけているときの操作は慣れるまでよくボタンを間違えていましたからね。。。

旧機種と新機種とでは音量と電源端子の前後が入れ替わりました。

以前はひと呼吸必要だった電源のオン/オフも、素早く反応するようになり、操作性は格段に向上した点は高く評価したいです!

AfterShokz Aeropexのオススメポイント

音漏れ対策が向上し、静かな場所でも使いやすく

骨伝導イヤホンというと旧機種の「AfterShokz TREKZ AIR」を使っているのですが、あれは音漏れがひどくて、けっして電車やバス内での使用はオススメできない、と2017年のレビュー記事に書かせていただきました。

(電源ボタン長押しですぐペアリングできる)

さて、新機種のAfterShokz Aeropexはどうかなぁ〜と疑い深く使ってみると、やはり他のイヤホンと比べると音漏れしてしまうものの、あきらかに音漏れ対策が向上している点を確認!

(AfterShokz Aeropexを装着したところ。揉み上げと耳の間にあたるパッドの振動で音が聞こえる)

公称値によると、旧機種より50%も音漏れを削減しているんだそうです。やればできるやん!

やや控えめなボリュームで再生すれば、混雑した電車内でも音漏れを気にせず音楽を楽しめます。

AfterShokz Aeropex 公式サイトより

ひどかった音質が改善へ

旧機種のAfterShokz TREKZ AIRで気になっていた最悪の音質も、AfterShokz Aeropexでは改善しています。

耳をふさがないのでどうしても周囲の雑音が入り、他のイヤホンとは比較が難しいんですが、どう聴いてもAfterShokz TREKZ AIRは100円ショップのイヤホン以下の音質だったんですよね。

なので、AfterShokz TREKZ AIRを使う場面はジョギングしながらYouTube動画をラジオとして聴くときにしか活躍の場がありませんでした。

(黒:AfterShokz TREKZ AIR/赤:AfterShokz Aeropex)

一方、新機種のAfterShokz Aeropexは最悪の枠から抜け、ようやく普通に聴けるレベルへと進化しました。中高音を実現できる新しい骨伝導技術を採用したんだとか

このあたり、音質だけを求めるなら最初からオーディオメーカーのLDACとかaptX HDに対応した高機能ヘッドホンを選ぶべきで、AfterShokz Aeropexをオススメするのはジョギングする人や自転車通勤する人に限られるかな。

完全防水になって万が一の豪雨にも安心

完全防水(IP67)に対応したことも評価できるのではないでしょうか。

どう想像しても大雨の中でジョギングしないし、プールで泳ぐこともないので、僕にはIP67のメリットを受けることはないでしょうけど、万が一、ジョギング中にゲリラ豪雨にあったときにはきっとIP67で良かった〜と思わせてくれるに違いありません。

AfterShokz Aeropexはジョギングに最適なイヤホン

ちょうど今、ダイエットのために軽めのジョギングをやっているので、走りながら使用しています。AfterShokz Aeropexを使うシーンはジョギングがぴったりだと思っています。

完全に耳をふさいでしまうワイヤレスイヤホンよりも、確実に周囲の音が聞き取れるAfterShokz Aeropexは、走行時のアクシデントを未然に防げるのが一番のおすすめポイント。

僕はジョギングするときだけの専用イヤホンとしてAfterShokz Aeropexを使用していまして、その良さを日々体感しています。

かなり辛口のレビューになったかもしれませんが、AfterShokz Aeropexを使ってみて思ったことを正直に書かせていただきました。

ちなみに、AfterShokz Aeropexのカラーバリエーションは4色。僕がレビューしたのはソーラーレッドになります。色にこだわる人はぜひ他のカラーもチェックしてみてください!

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