創業100年超の3社がつくる「郷の恵」、いわき市の旨い酒・味噌で伝統を味わう【PR】

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新型コロナウイルスの影響からなかなか厳しい状況に置かれているウェディング業界。

福島県いわき市で評判のレストランウェディングを提供している「Clair Court(クレールコート)」は他の結婚式場とはちょっと異なるようです。

休業したり手を止めたりするお店が多いなか、クレールコートは地元の老舗醸造所と酒蔵とコラボし、3社で通販用の味噌漬け「郷の恵(さとのめぐみ)」を開発しました。

さらには、この春よりレストランを一般客にも開放し、平日ランチを開始予定です。

攻めの姿勢に期待を寄せる地元の方も少なくないようで、ぜひとも注目したいですね。

2021年3月、現地を訪れてその取り組みを取材してきましたので、いわき市の方もそうでない方もぜひ読んでいただければ嬉しいです!

120年以上の歴史あるクレールコートの挑戦

クレールコートは明治30年(1897年)に、炭鉱の街として栄えていたいわき市内郷で炭鉱の人々を癒やす旅館「内郷館」を創業。

割烹旅館、本格的な結婚式場を経て、平成24年(2012年)にレストランウェディングの営業を開始したのが現在の「クレールコート」です。

Clair Court(クレールコート)
■住所:福島県いわき市内郷綴町榎下70(MAP
■TEL:0246-26-3161

2021年春に一般の方も料理を楽しめるランチを平日限定でスタートする予定だそうで、この日は自慢の料理をいくつかいただいてきました。

東京やパリで修行してきたシェフが新たにマネージャーを務め、これまでウェディング用途だったクレールコートをより身近なレストランへと進化させます。

目指すはお年寄りから子どもまで楽しめるようなレストラン。

そこには、地元の食材や地域の老舗と積極的にコラボして福島・いわきの魅力を存分に味わえる仕掛けが。

たとえば、福島県産と茨城県産の野菜に生ハムを添えた前菜には、地元のヤマブン味噌醤油醸造元が明治初期からの伝統製法で作り続けている味噌と醤油を使ったバーニャカウダソースを。

また、福島産牛フィレ肉のステーキには醤油を使ったソースで。添えてあるトリュフ塩、ハーブ塩、わさびのうち好みのものを付けて食べるため、ソースはあえて薄めに作っているのだとか。

取材時点でランチメニューの内容は考案中だったため、上記が実際にランチでいただけるようになるかは不明ではあるものの、クレールコートの料理は地元の人から絶大な支持を得ており、高いクオリティの料理がいただけることには間違いないでしょう!

いわき老舗3社が「郷の恵」を共同開発

実は、クレールコートの挑戦はこれだけではありません。

クレールコートと同様に創業100年を超えるいわきの老舗であるヤマブン味噌醤油醸造元と四家酒造店の3者がコラボ。

2020年に鮭の味噌漬けと銀ダラの味噌漬けをお届けする通販セット「郷の恵」を開発したのです。

すべて手作業でじっくり木樽で熟成させた玄米味噌。熟練の杜氏が精魂込めて作った日本酒。それらをクレールコートの調理技術でおいしい味噌漬けにしました。

では、試しにいただいてみます。銀だらと鮭の味噌漬けです。

ん!思っていたよりも塩味は控えめで、意外とあっさり。

白いご飯にぴったりです。

味噌のおかげで銀ダラの甘さが際立っているし、鮭は味に深みが増し、どちらもそのまま食べるよりも美味しくなってる!

決して塩分は濃くなく、意外にもあっさり。

なんと、商品を製造するのは通販で注文を受けてから。

味噌で漬け込む時間によって味が変わるため、作りおきができないのです!なので、注文が入ってから作るしかありません。手間もコストもかかっている製品というわけ。

魚を調理し、味噌に漬けて冷凍で配送。冷凍の味噌漬けは解凍してすぐに食べてもいいですが、そのまま冷蔵庫で時間を置くとより味が深まります。

つまり、味噌の染み込ませ具合を家庭で調節できるんですね。濃い味噌漬けを食べたければじっくり冷蔵庫で時間をかければ良いでしょう!

ちなみに、ヤマブン味噌醤油醸造元の醸造所がここ。

さらに、消費者からの要望を受け、あまった味噌漬けの味噌はご家庭で再利用できるようになっています。これは嬉しいですね!

冷凍なら1ヵ月は保存が効くので、冷凍庫に保存しておいて魚が食べたくなったときにすぐ食べられるのも嬉しいなぁ。

清酒「又兵衛」の四家酒造店を見学!

また、取材中には味噌漬け「郷の恵」でクレールコートとコラボしている四家酒造店を見学してきました。

四家酒造店は江戸時代の弘化2年(1845年)創業。最初は酒屋を営み、明治時代に入ってから酒造りを本格的に開始したのだとか。いわき市に現存する酒蔵としては最古級です。

築100年以上が経過するお屋敷のような酒蔵。オーラが凄すぎます。

四家酒造店の代表的なお酒は「又兵衛」。日常でよく飲まれてるのが「又兵衛 純米酒 いわき郷」とのことで、日本酒が好きな方はよくご存知でしょう。

すーっと飲みやすく美味しい。普段の食事にもぴったり合いそうです!

なんと、この大きな釜を使って朝5時半から火入れし、仕込み。

昔はいわきでたくさん採れた石炭を燃料にしていたのだとか。そういえば、いわきのスパリゾートハワイアンズは炭鉱跡地を再開発したところですよね。

又兵衛は最初に米を研いで、最後に搾って酒として完全するまで約30日。大吟醸だと約40日かけて出来上がります。

この緑のタンク1台で約4,500リットルのお酒を一度に作れるそうです!

こうやって美味しい又兵衛が出来上がるのですね!酒蔵見学ってめちゃくちゃ面白い。

いつまでも残していきたい地域の味

ということで、今回はクレールコートが今春から開始する平日ランチと、いわき市で100年以上の歴史ある3社がコラボして開発した味噌漬け「郷の恵」をご紹介しました。

東日本大震災の被害や原発の風評、新型コロナウイルスの影響と、とても厳しい環境が続いていますが、伝統を守りつつ新しいアイディアで乗り切ってきたこれらの企業を取材できて良かったです。いわき市を訪れた際には、ぜひ思い出していただけたら嬉しいです。

そして、通販で買える「郷の恵」をぜひチェックしてみてくださいね!

提供・お問い合わせ:いわき地区商工会広域連携協議会

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